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ローション塗ってオルガスターを酔いつぶれた清楚な彼女に挿入するとトランスアクメ

kage

2016/03/16 (Wed)

以前から焼肉に連れて行く約束をしていたので連れて行った。
マッコリを頼んだのだが、席をはずした間に相手の容器に向精神剤と導眠剤を粉末にしたものを混ぜておいた。
マッコリはもともとざらっとしているうえに白濁しているので、多少溶け残っても判らない。

しばらく飲食を続けると、

「なんか酔ってきちゃいましたよ~。」

を連発。
向精神剤のせいか、妙にテンションも高い。
呑むピッチも上がる。
そこで錠剤を取り出し、おもむろに飲む。

「なんですか~~?」

と聞いてきたので、二日酔い防止の薬だと答えた。
(現にソレは二日酔いを防ぐ効果があると言われるシステイン。)

「私にもくださいよ~。」

というので、しぶしぶ渡す。
実はコレは導眠剤。
効果はてきめんで、20分もしないうちに、Kは完全に熟睡したようだ。
肩をゆすっても起きない。
胸元に手を伸ばして弄んでも起きる気配はない。

テーブルで会計を済ませる。
左ポケットに1万円札を突っ込み、右肩で彼女を支えて店を出る。
S宿そばの焼肉屋街はすぐ裏手がホテル街。
そのまま入る。
左ポケットに入れた万札で支払いを済ませ、釣をポケットにねじ込む。
こうすると、彼女を揺することなく支払いができる。
部屋に着き、彼女をベッドに寝かせる。
とりあえず第一段階は終了。

背中に手を回し、ブラのホックをはずす。
途中で引っかかって手間取らないように両足をやや開いた状態でまっすぐ伸ばし、短めのスカートに手を入れて、慎重にパンティをおろす。
足首から抜き取る。
続いて薄手のサマーセーターの上からブラだけ上にずらす。
全く起きる気配はない。
中指で服の上から乳首を撫でるようにすると服の上からも少しずつ乳首が硬くなる感触が。
両手をバンザイの形にしてからサマーセーターをたくし上げていく。

背中を少し持ち上げたとき、一瞬動くが、目を覚ますまでにはいたらず、逆にその動きを利用してうまくたくし上げることができた。
顎の辺りまで上げたところで、右腕、首の右側、サマーセーターの間のに浴衣の帯を通す。
ベッドの頭側のフレームに一度巻きつけてから、今度は左腕、首の左、サマーセーター左肩の空間に通し、帯を輪にする。
これで起き上がろうとしても完全に起き上がることはできない。
サマーセーターをさらに上げ、襟ぐりの部分が口と鼻の間に来るまでたくし上げる。
すその部分を頭の上まで伸ばす。
ちょうどサマーセーターが裏返った感じになる。
これで彼女は周りが見えず、腕と上体ははほとんど動かせないことになる。

ミニスカートを身につけ、サマーセーターと薄いブルーのブラがたくし上げられている。
胸はCくらい。
北国出身の彼女は本当に白く、アルコールのせいか、少しピンクになっている。
見ているだけで先走りが。
肌も本当にすべすべで、その感触だけで逝きそうになる。乳首はかなり小さい。
乳首を強めに吸いながら舌で転がすと、どんどん硬く立ってくるのが判る。
クンニをしてやると、足をむずむずさせて、だんだんとぬるっとした感触が。
同時に足とアソコが開いてくるのがわかる。
指を入れると、中はかなり狭く指に絡みつく感じがある。
クリなめながら、指でゆっくりピストン運動すると、どんどん滴ってくると同時に、指への締め付けが強くなってくる。
ここでローション購入。

クスリからも判るように、この日は最初から狙っていた。
クスリのほかにも準備したものがあり、ソレを使用するコトにした。

オルガスター。
サイズは大きくないものの、これほど効果の高い玩具を私は知らない。
先ほどの攻めで受け入れ状態になっていると思ったが、購入したローションをオルガに塗り、挿入していく。
すっぽりと入ったところで、なんとなく寝ぼけ状態まで戻ったようである。
オルガスターのスイッチを入れる。

振動を1/4くらいまで強くしていくと、覚醒してきたようである。
とはいえ、状況は全く把握できていない。
ソレはそうだ。
そんな格好になっているなんて考えないだろうし、周りは見えない。
体も動かないが、自然と腰を振っているのがものすごくエッチ。
まだ理性が起きていないのかもしれない。

「あっ!あんっ! え?え?どうなってるの??んっ!」

喘ぎ声を上げながらうろたえ、体を痙攣させる様子に激しく興奮する。
Sですね。
周りも見えず、私は声を出しておらず体も離していたので状況もわからないようだ。

いきなり無言で乳首を強めに吸い、舌で転がす。
もうひとつの乳首は人差し指と中指ではさみ、揉む。

「きゃぁっ!あぅっ!!」

いきなりの責めに体をのけぞらせ、全身を激しく痙攣させる。
でも、乳首は相当感じるようだ。
ちなみにオルガスターは締めるほど奥に入っていくようになっているため、手で持たなくとも外に出てこない。

「嫌あぁ!駄目っ!やめてぇぇ・・・。」

状況がわからない不安と、快感との間で困惑しているのが手に取るようにわかる。
Sとしてはこれ以上ない状況である。
ここで初めて声をかける。

「かわいいね。」
「あっ!**さん!! どうなってるんですか??あんっ!」

喘ぎながらも、丁寧な言葉遣いのK。
これもたまらない。
ちなみに私とKは15歳ほど離れている。
(私が30台中ば、彼女は20代前半)
清楚なルックスと、育ちのいい言葉遣いが彼女の魅力である。
こんな状況にも敬語を使ってしまうのだ。

「これ、取って下さい。お願いします・・・あぁっ!!」
「これって何?これかなぁ。」

ホックははずされているものの、胸の上においたブラを取り去る。

「ソレじゃないです!!動いてるの・・・。」
「これかぁ。」

といって、円を描く様に入っていないほうの端をゆっくりと回す。

「そ、それです・・・あぁっ!お願いします。」

どうもある角度にすると特にくるようで、そのときは体を硬直させ、声が上ずるのがわかった。

「取るんじゃなくて、抜くでしょ?抜いてくださいって言わないと・・・。」
「そんな・・・意地悪言わないでください。あぁっ!!」

不意に感じる角度あたりに集中的にもっていったため、激しくもだえるK。

「ぬ、抜いてください・・・。」

顔を真っ赤にして小さな声で訴えるK。
これもたまらない。

「仕方ないなぁ・・・抜くか。」

といって、少し抜く。
一番太いところが入り口に来たため、少し腰を浮かすK。

「あれ?抜いてほしいとかいって、腰がついてきちゃってるよ?」

手を止めていうと、

「そ、そんなことないですぅ・・・お願いします。」

さらに懇願するK。
そのまま手を離すと、再びオルガスターは吸い込まれるように沈んでいった。
どうしても締め付けてしまうので、当然と言えば当然の動きである。

「あぁぁっっ!駄目っ!」

予想外の動きに激しく声を上げる。

「なんか、自分で入れてない?」
「そんなことありません!あぁぁ・・抜いてぇ・・・。」

息絶え絶えになってきた。

「じゃぁ、抜くかね。」

といって、オルガスターに手をかけて一気に感じる角度にもって行き、同時に振動の強度を上げた。
同時に乳首を強く吸い、もう片方の胸を乳首をはさんで強めに揉む。

「きゃぁぁっ!駄目っ!駄目っ!あぁぁっ!!」

激しく体を痙攣させるK。全身から汗が一気にふきだし、全身が紅潮する。

「あぁっ!ああっっ!!いやぁぁっ!!!もう駄目、駄目です!」
「何が駄目なの?」
「いっちゃう、いっちゃいます!!お願い、許してください!あぁぁぁっ!」
「いいよ。いっちゃって。」
「いやっ!いやっ!恥ずかしいです。許してください!あぁ」

激しく腰を振るK。

「KちゃんはホントMだねぇ。明るいところで見ておいてあげるから、Kちゃんのかわいいところ見せてよ。腰もいっぱい動いてるね。」
「と、止まんないんです・・・・だめっ!だめっ!あぅっ!!」

乳首を強くつまむと同時に、我慢できなくなったのかKは激しくいった。
同時に口をふさぐようにディープキスをしてやると、条件反射か、舌を強く絡ませてきた。
振動を緩めて

「いっちゃったね。かわいかったよ。」

というと、Kは息を激しく乱しながら

「もう・・・取ってください・・・。」

と小さな声で言った。
顔を隠していたサマーセーターを上に上げると、Kの上気した顔が。コレがまたかわいい。

「今度はお顔を見ながらしようかな。」

といいつつ振動を強弱しているとまた波が来たようだ。

「お、お願いっ!漏れちゃいます!」

というので、

「いいよ。見てあげる行くときの顔も見てあげるね。」

といって責め続けると、

「あぁぁ!見ないで!見ないでぇぇ!」

と絶叫して本当に漏らした。
匂いはなかったので潮吹きかも知れません。。。

「お願い。もう抜いてください。」

と懇願するので、抜くと同時に挿入。
もう抵抗する力もない。
乳首を責めてやると締まる。
ものすごく締まる。
そのくせ中はやわらかく、包みこむような快感。
クリを優しく撫でながらすっくり奥までピストンすると、明らかに違った濡れ方をし、全身を震わせはじめた

「き、気持ちいいです。いってもいいですか?」

と言うので

「一緒にいくぞ。」

と言ってピッチを上げた。
実は結構地労なのでこの状態なら自分が先に行くことはまずない。

「あぁっ!だめです!だめです!もういっちゃいます!!!」

と絶叫し、激しく痙攣するK。

「ごめんなさい・・・。」

という顔がかわいくてまた責めてしまう。
そのまま連続して3回ほどKはいき、私もコレまでにないほどの快感で逝くことができた。

長文スミマセン。
ちなみにKとはまだ続いています。

イクと同時に、私もKも寝てしまったようだ。
4時ごろKが目を覚ました気配で私も起きる。

「あぁ、起きた?」
「状況が全然わからないんですけど・・・私・・・。」

どうも記憶が整理できないらしい。ここでひとつ賭けに出た。

「Kちゃん昨日は大変だったんだよ。完全に酔っ払って帰らないとかいうからホテル入っちゃった。そしたらKちゃん酔っ払ってそこの自販機で面白そうとか言っていきなり買っちゃって。」

自販機を指差す。
ひとつだけ販売済みのボックスがあるのだが、それは私がローションを買ったためである。
しかしKは恥ずかしくて直視できず、それに気づかない。

「それで・・・どうしたんですか?」
「Kちゃんがかわいいから、それに便乗しちゃった。大丈夫。絶対秘密にしてあげるから。」
「ありがとうございます・・・。」

背中を指先でなぞると、体を震わせる。
全身性感帯なのかもしれない。

「あ、あの・・・どんなもの買ったんですか?私?」

エッチにもつれ込むのを避けようとしたのか、Kが私に尋ねた。
オルガスターを見せる。Kは手にとってまじまじと見ている。

「これが振動するんだよ。」

スイッチを入れる。

「は、恥ずかしい・・・。」

振動を強くすると顔を真っ赤にして目をそらすK。
そのままKの手をとって乳首にオルガスターの振動部を当てる。

「ちょ・・・ちょっと・・あんっ!」

一瞬抵抗するK。

「大丈夫だから力を抜いて・・・。」

といってもうひとつの乳首をやさしくなめる。

「で、でも・・・。」
「大丈夫。せっかくだから欲望を開放してみようよ。恥ずかしがらずに。」

明らかに困惑しているようだが、抵抗は形だけ。
右手でオルガを持ったKの手を乳首にあてたまま、口を下に持っていく。
クリを吸い上げながら下ではじくようにする。

「あ、、あっ!やめて・・。」

といいつつ、すでに下は激しく濡れ始めている。
押さえていた右手を緩める。オルガを持ったKの手は胸に固定されている。

「手、緩めてるんだけど・・・。」
「そんなことないです・・・意地悪いわないでください。」

真っ赤になってKが答えるが説得力はまったくない。
オルガをKから奪う。

「あっ!いやぁ!!だめぇ・・・」

奪ったオルガを挿入する。

「変になっちゃうぅ・・・。」

Kが激しくもだえる。

「四つんばいになるともっと気持ちがいいんだよ」

と言って、Kを四つんばいにさせる。

「あぅ!!あっ!!おかしくなっちゃう・・・。」

やはりこの姿勢のほうが当たりがいいらしく、全身をピンクに染めて体をくねらすK。
どんどん硬くなってくる乳首をもてあそびつつ、背中をなで上げる。

「気持ちいいみたいだね。Kって実はエッチだなぁ。エッチなお顔を見せてよ。」
「いや・・やめてぇ・・。」

激しくかぶりを振りながら、Kはさらに赤面する。

「じゃ、やめるか。」

といって振動を止めると、Kが切なそうな顔で見る。

「どうしたの?」
「意地悪・・・。」
「やめたいの?」
「わかってるでしょ・・・やめないで。」

これまで似ないほど真っ赤になってKがつぶやく。
オルガを出し入れする。Kのあそこから卑猥な音が。

「そりゃそうだよな。こんなにエッチな音立ててるし。」
「いじめないでください・・・。」

オルガの振動を再開し、仁王立ちになりKの口元に***をもっていく。
端正な顔、小さい口。
たどたどしいしゃぶり方。
すべてがたまらない。

「あぁぁ・・・。」

あえぎ声を出すたびに口から出すがそのつどしゃぶりなおしをさせる。
Kがそろそろ限界に達しそうになったので私が仰向けで下になり、四つんばいのKの下にもぐるような姿勢にした。
その姿勢でKの形のいい乳房を強めにもむ。

「あぁ・・・もうだめぇ・・・恥ずかしい・・・。」

ここでKの上半身を強く抱きしめてやり、ディープキスをすると同時に、コレまで使わなかった振動最強までスライダーを動かす。
実は電池をハイドロオキシライドに変更していて、最大パワーは半端じゃないのだ。
Kの絶叫を口でふさぎながら、全身の痙攣を感じる。

「とってください・・・。」

と嘆願するのを無視してそのまま上半身を抱きしめ、逃げられないようにする。

「あぁぁ・・・壊れちゃう・・・だめっ!だめぇぇぇ・・・。」

すぐに2回目、3回目がきたようだ。
オルガを抜き、そのまま後ろから挿入する。

「あ、あぁ・・・き、気持ち、、、いいっ!」

Kが絶叫する。
Kの締め付けはかなり強くこれほどの名器には出会ったことがない。
寝バックの状態でついていると、激しく腰を痙攣させてKはいった。
そのまませい上位の形に移る。
やっぱりKはかわいい。
ゆっくりと深く動かしながらクリをなでる胸に当たる乳首の感触を感じながら舌を絡ませてキスをする。
意識的にやさしく攻める。

「すごく、すごく気持ちいいです・・・もう・・・もうだめ・・・。」

コレまでにない激しい反応を示してKがいき、それに興奮した私も後を追うように果てた。
終わった後、髪をなでてやると胸元にほほを寄せてきた。

「**さんのエッチって激しいけど優しいんですね。こんなの初めてです。」

というK。

「じゃ、内緒でこれからもいろいろ試してみたい?」

Kは真っ赤になりながらも頷いた。
それから本当にイロイロ試してます。
Kもだんだん開花してきたので、どこか妥当な板に今後のことは書いていこうと思います。

下品でヤリチンな友達に自慢の彼女がアヘアヘと寝取られたのか?

kage

2016/01/29 (Fri)

俺は浮かれていたんだと思う。


中学高校と暗い青春時代を過ごしてきた俺は、大学入学前に心に決めていたんだ。これからの大学生活は絶対に楽しく充実したものにするんだと。

地元から離れてわざわざ遠くの大学を選んだのは、全てを1からスタートさせたかったから。

初めて住む街、初めての1人暮らし、ここには過去の俺を知っている人間はいない。全てが新しい。

過去を脱ぎ去って、生まれ変わりたかったんだ。


大学に入学して、俺は自ら周囲にいる人達に積極的に話し掛けた。

明るく振る舞って、早く大学の雰囲気に馴染もうとできる限りの努力をした。(出しゃばり過ぎて大学デビューだと思われないように、その辺りはコントロールしながら)

するとどうだろう、あっという間に俺には何人もの友達ができた。

一緒に飯を食べる友達、一緒にバイトをする友達、毎日のように夜遅くまでふざけ合ったりできる友達。

驚いた。友達ってこんな風に簡単にできてしまうものなんだ。

どうして高校時代は同じようにできなかったんだろう。


俺は高校時代クラスには居なかった。いや、正確には教室の席には座っていたし居たんだけど、たぶん他のクラスメイトからすれば居ないのと同じだったんだと思う。

当然女子から名前を呼ばれるような事はなかったし、男子でも俺に話しかけてくる奴はどこか俺を見下しているような人間ばかりだった。

態度のでかい奴にパシリに使われて、俺がそれに嫌気がさしてそいつらを無視していたら、気付いた時には誰にも見向きもされなくなって、クラスで孤立していた。

それが大学に入ってからは皆が「直樹!」「直樹今日空いてる?」「今から〇〇行くんだけど直樹も来るよな?」と声を掛けてくれる。

皆が俺を友達として扱ってくれる。

全てが変わった。世界が変わった。俺は生まれ変わったんだ。


そしてさらに大学に入る前には想像もできなかった事が起きた。

なんと、俺に彼女ができたんだ。

本当に信じられなかった。俺が女の子と恋愛ができるようになるなんて。

彼女の名前は亜紀と言って、近くの大学に通う同い年の学生で、バイト先で知り合った。

初めて見た時から可愛いなぁとは思っていたけれど、俺は大学でできた友達と同じようになんとか亜紀とも友達になろうと思って積極的に話し掛けた。

亜紀は優しい子で、そんな俺に対して笑顔で接してくれた。

亜紀とはシフトが同じ事が多くて、俺は亜紀と同じ時間を過ごす中で次第に亜紀に惹かれていった。

そして気付いたら好きなってた。

で、周りの友達に背中を押してもらうような形で俺は亜紀に告白した。

今まで女の子と付き合った事のなかった俺はどうにも自信が持てなくて、どうせ振られるだろうと思
い込んでいた。

周りの友達にも「後でみんなで慰めてくれよ」と前もって言っていたくらい。

ところが亜紀からの返事はOKだった。「よろしくお願いします」と。

これは夢か?

そう思うくらいに驚いた。

亜紀みたいな可愛い女の子が俺の彼女!?

信じられないけど現実なんだから凄い。

友達も皆自分の事のように喜んで祝福してくれた。

「良い彼女ゲットしたなぁ!大切にしろよぉ!」って。


それからというもの、俺は毎日が楽しくて楽しくて仕方なかった。

亜紀と一緒に過ごす時間はもちろん、友達との時間も大切にしたかったから、もう忙しくて。

こんなに幸せな時間、寝るのが勿体無いと思うくらい。

亜紀とデートして、亜紀とバイトして、友達と遊んで、その繰り返しの生活。繰り返しだけど全く飽きない。

ああ楽しい。ああ幸せだ。これが幸せって事なんだなぁ。

これが一生続いたらいいのに。


こんな感じで俺は完全に浮かれていたのだと思う。


ある政治家が言ってたっけ。


人生には上り坂もあれば下り坂もあります。でももう1つあるんです。


〝まさか〟


まさか俺が留年するとは思ってもみなかった。


考えてみれば、これも原因の一つだったのかな……。





俺は大学生活を楽しむ事だけに気を取られていて、学生としてやるべき事をやっていなかった。

ちょっとヤバいなとは思っていたけれど、それでもついついやるべき事を後回しにしてしまって、気付いた時には手遅れになっていた。

浮かれていたというか、気が緩んでたというか。

でも別に留年したからって友達を失うわけじゃない。

皆俺が留年したことを結構ネタにして笑ったりしていて、極少数だけど俺と同じように留年した奴もいて、傷を舐め合ったりしていた。

留年は確かにダメだけど、そういう周りの雰囲気もあってか、俺は物凄く落ち込むって事はなかった。(もちろん少しは落ち込んだけど)

やっちまったよー、みたいな。(たぶんこの時点でも尚、浮かれていたんだと思う)


でも亜紀は違った。

俺がその事を伝えると目を丸くして


「どういう事!?ホントに?」


「うん。」


「うんって……どうしてそんな事になっちゃったの?」


「どうしてって言われても……単位がその……」


この時の亜紀の表情はなんと言い表せばいいか。

怒っているのか、呆れているのか。兎に角俺が今までに見た事ない表情をしてた。

そんな亜紀を見て、俺は急に自分が留年してしまったことを実感し始めた。

ズドーンっと脳と心臓に何かが圧し掛かる感じ。

重くなる2人の間の空気。


「……ごめん。」


「私に謝られても困るよ!もうご両親には伝えたの?」


彼氏彼女であるはずの俺達が、この時は出来の悪い生徒と担任の先生みたいになってた。

亜紀は見た目おっとり系だけど基本的に真面目でしっかり者だし、通ってる大学のランクだって俺の大学よりもいくつか上だ。


「いやまだ……これから。」


「親に学費払ってもらってるんでしょ?早く言わなきゃ。どうしてそんなにのんびりしていられるの?これって大事な事でしょ?」


「そう、そうだね。親にもちゃんと言うよ。」


亜紀の前でどんどん小さくなっていく俺。

その後俺は実家に電話して、当然だが親にかなり怒られた。

そして後日一度実家に帰ってそこで直接話し合い、残りの大学生活をしっかり真面目に過ごす事を親に約束してなんとか許してもらった。

実家から戻ってくると、なぜか亜紀は申し訳なさそうな顔をして俺に謝ってきた。


「直樹が留年しちゃったの、私の責任でもあるよね。ごめん。」


「なに言ってるんだよ、亜紀に責任なんてないよ。俺がだらしないだけで。」


当たり前だけど実際俺の事なんだから俺が全部悪い訳で、亜紀が謝る必要なんてない。

でも俺は正直嬉しくもあった。

周りの友達はいくら仲が良くても他人事だから笑っていられるんだろうけど、亜紀は本気で俺の事を心配してくれているからここまで言ってくれるんだなぁって。

この一件で俺は亜紀の事をさらに好きになったし、亜紀の事を大切にしよう、もっとしっかりしなくちゃ、という想いが強くなった。

気持ちを引き締めて、大学生活を再スタートさせよう!


と、俺はそんな気持ちで心機一転させたつもりだったのだが、俺の留年が決まって以降、俺と亜紀との間には微妙な空気が流れ続けていた。

というのも、亜紀にデートを断られる回数が増えた。

今までは殆ど断られたことなかったのに(寧ろいつも喜んでくれていた)、俺が次の休みどう?って聞くと亜紀は必ずと言っていいほど「私と遊んでて大丈夫なの?」と聞き返してくるようになった。

別にデートしたくらいでまた留年する訳がないのだけれど、亜紀は俺の生活についてかなり神経質になっているようだった。

よく考えてみれば、俺が1年留年したって事は、亜紀が大学卒業して社会人になった時、俺はまだ学生って事だ。

そうなれば2人の間の色んな事にズレが生じるだろう。

そういう2人の将来の事を考えて亜紀は心配していたのかもしれない。もしもう1年留年するような事があったら終わりだ。


でも、それにしたって亜紀は俺に厳しかった。

デートだけじゃなく、俺が友達と遊んでるって言った時でもいい顔はしなかったし、バイトも減らした方が良いんじゃない?と言われたり。

今は学業に専念した方がいいよ、と。


「別にさぁ、亜紀とデートしたり友達と遊んだりバイトしてたりしてても単位は取れるって。去年は寝坊が多かっただけだから。大丈夫大丈夫!」


一度俺がポロッとそう言ってしまった時には珍しくケンカになった。

亜紀はカチンと来たらしい。


「大丈夫大丈夫って何よ!私は直樹の事心配して言ってるんだよ!?そんな事言っててまた留年したらどうするの!?」


「留年留年って、そればっかり言うなよ。大体そんな簡単にするわけないだろ?」


「だって直樹は現に1年留年しちゃったじゃない!どうして大丈夫なんて言ってられるの!?もっと危機感持ってよ!」


「……なんか母さんに怒られてるみたいだな……」


「か、母さんって……直樹が子供っぽいからこうなっちゃうんでしょっ!!もうヤダッ!!」


そして仕舞には亜紀が大泣き。俺が土下座する勢いで謝りまくってなんとか事が収まった。

100%俺が悪い。

こんなケンカをしてしまったのは初めてだったけれど、それでも俺達の間で「別れよう」という言葉は出てこなかった。

俺は亜紀がいない人生なんてもはや考えられない程亜紀の事が好きだったし、亜紀も俺の事が大切な存在であることは変わらないと。

そのお互いの気持ちを再確認して、これからも2人で協力してしっかりやっていこう、という事で話がついた。


俺達のケンカはその日の一回だけで、あとは今まで通り過ごせていたし、数日後の俺の誕生日には亜紀が随分と豪勢な料理やケーキを全部手作りで祝ってくれたし。

だから俺は安心していたんだ。

これからもずっと、亜紀は俺のそばにいてくれるのだと。





大学2年目を留年学生としてスタートさせた俺。

自分がこういう状況になって初めて分かったのだが、一年の差って結構大きいんだな。

生き遅れ感が凄いというか。

情けない、恥ずかしいって気持ちが日に日に大きくなっていって、肩身が狭く感じるというか。

特に亜紀の前では。

気持ちを切り替えたつもりでも、この一年の差は今後数年縮まる事はない訳で。

本当は男の俺が亜紀を引っ張っていくはずだったのに、今はその逆。

どう考えても亜紀の方が全ての事に関してしっかりしている。

恋人として付き合い、月日が流れていく中で、俺は亜紀の女性としての強さを目の当たりにする事になり、逆に俺は弱い部分を露呈していった気がする。

ある程度長く付き合い続けていると、そういう人間の本質っていうのはどうしても隠し切れなくなるんだな。

身体は亜紀の方がずっと小さいのに、中身は俺の方がちっぽけだ。


そんな状況の中、俺と亜紀が付き合って丁度一年になる記念日が近づいていた。

正直、今は付き合いたての頃のようにラブラブではないと思う。

でも俺はこれがチャンスだと思っていた。

亜紀との仲を修復、もしくはさらに深めるためのチャンス。

実はずっと前から2人で計画していたんだ。

記念日はどこか旅行に行こうって。

行先は話し合って、とある南の島へ行くことに決まった。

夏を先取りして満喫しようって。

青い海と亜紀の水着姿、そして夜はロマンチックに大人の時間を過ごすんだ。

俺は正直物凄くこの旅行を楽しみにしていた。それは亜紀だって同じだったと思う。

2人でバイトの給料溜めてさ、「楽しみだねぇ、早く行きたいねぇ」なんてネットで現地の写真なんか見ながらよく話してた。

ただ、それは俺の留年が決まる前までの話。

留年が決まってから、亜紀の口から旅行の話は一切出なくなった。

俺もなんとなくその話題を出し辛い雰囲気だった。

だけど俺はどうしても亜紀とこの旅行だけには行きたかった。だからある日言ったんだ。


「そういえば旅行、そろそろ予約しないとね。飛行機とかホテルとか。もう結構ギリギリだし。」


すると亜紀は案の定あまり良い顔はしなかった。


「旅行?行くの?」


留年してるのに?とでも言いたげな表情。

確かにこの一年は色んな事を我慢しないといけない年なのかもしれない。もう同じ過ちを犯さないためにも。

だけどこの旅行だけは違うんだ。


「行くのって……行くでしょ?ずっと2人で計画してただろ?」


「それはそうだけど……」


「亜紀だって楽しみだってずっと言ってたじゃないか。」


俺がそう言うと、亜紀は考え込むような顔で黙り込んでしまった。


「行きたいくないの?」


「行きたい……よ?私だって直樹と旅行行きたいけど、いいのかぁって。」


「俺が留年したからか?」


「……だって、学費とか余計に掛かってるんでしょ?それなのに私達が旅行に行くなんて、直樹の両親に悪いような気がして。」


「それは……でもこの旅行はずっと前から計画してた事じゃないか。最近は2人で出掛ける事もしてないしさ。この旅行だけは行こうよ。な?」


亜紀が言ってる事は正論だし、寧ろそこまで考えてもらってしまって申し訳ないくらいだ。

でも正直俺のせいで亜紀まで色々と我慢してもらっている現状は心苦しいし、旅行くらいは連れて行ってあげたいという気持ちもあった。

だから俺はその後散々亜紀を説得した。

そして結局、旅行は計画通りに行くことになった。

亜紀も本心では旅行に行きたい気持ちが強かったみたいで、なんだかんだで行く事が決まって嬉しそうだった。

俺の留年が決まった時はもう2人で南の島に行けないんだって、凄く残念に思っていたらしいし。

それを聞いた時は本当にごめん、と心底思った。

だからこそ、この旅行は絶対楽しいものにしようと俺は誓ったんだ。

2人にとって、亜紀にとって一生心に残るような素敵な思い出を作ろう!と。


しかし、俺の人生の〝まさか〟はまだ続いていたんだ。

まさか、楽しみにしていた旅行があんな事になってしまうとは……。





旅行の日が近づくに連れて、俺と亜紀は付き合いたての頃のような関係を取り戻しつつあった。

やっぱりカップルにはこういうイベントが必要なんだな。じゃないとすぐにマンネリになっちゃうからな。

旅行に着ていく服や水着を買いに行くのも楽しいし。

何と言っても亜紀の笑顔が増えたのが嬉しかった。


ちなみに、亜紀の水着は2人で選んだ。

最初亜紀が買おうとしたのはスカートが着いた大人しめのビキニだったんだけど、俺の勧めでセクシーというか少しエロいやつを選んだ。


「えーこれぇ?ちょっと大胆過ぎない?うーん……」


「大丈夫だって、絶対これ着たら可愛いって。」


「そうかなぁ。」


亜紀は少し迷っていたようだったけど、まぁ2人だけで行く旅行だし、見るのは俺と現地にいる知らない人だけだろうし、折角だから少しくらい開放的になってもいいかなって事でそれを買う事に。

まぁ少しエロいと言ってもオシャレな感じのデザインで、決して下品な水着ではない。

ただ水着の布は若干小さめのだけどね(三角ビキニの)。

亜紀は小柄だけど、実は結構スタイルが良い。

色も白いし、あとオッパイも結構大きい。

だから亜紀なら十分着こなせると思ったし、俺もその水着を着ている亜紀の姿が早く見たかった。


そしてついに旅行当日がやってきた。

もう2人共ウキウキわくわく状態。

空港から飛行機に乗って島へ直行して、向こうへ着けばそこは夢の楽園だ。

事前に調べたら天気も良いみたいだし、忘れ物もないように散々チェックしたし。

準備は全て完璧だった。


「うわぁ、俺ちょっと興奮してきた。ついにこの日が来たんだな。」


「うん、私もドキドキしてきた。この旅行のために2人でバイト頑張ってきたんだもんね。」


空港へ向かう途中、俺達は気持ちの高ぶりを抑えられない感じで、そんな会話ばかりしていた。

亜紀は隣で何やら携帯のメモを見ていて、俺がそれ何?って聞いたら、向こうで食べたい物、買いたい物リストを作ってきたからそれを確認しているんだと。

まぁ向こうでの食事はレストランとか予約してあるからすでに決まっているんだけど、亜紀はそれ以外にも向こうでしか食べられない甘い物とか食べたいらしい。

いいさいいさ、この旅行の間だけはカロリーなんか気にせずに好きなものを好きなだけ食べればいいさ。

亜紀がしたいショッピングとか見たい物とか食べ歩きとか、俺は全てそれらの希望を優先して付き合うつもりだよ。

今回の旅行は亜紀に楽しんでもらいたい、ただそれだけなんだから。亜紀が楽しければ俺も楽しい。

旅費は2人で貯めたけど、向こうで亜紀が欲しそうな物があったら俺がプレゼントしてあげるつもりでいた。

留年の事で色々迷惑や心配も掛けたしね。


そんなこんなで俺達は空港に着いて、飛行機に乗るのを待っていた。

それで、だ。

ここからが問題だった。

それは俺達が空港で思わぬ人物に遭遇してしまった事から始まった。


「あれ?直樹!?直樹じゃん!直樹だよな!?」


男のでっかい声がロビーに響いた。

直樹は俺の名前だけど、呼ばれているのは俺じゃないだろうと思った。

でもそれでも直樹!って呼んでるからそっと振り向いてみたら、そこには俺が知っている男が立っていた。


「おお!やっぱ直樹じゃねぇか!久しぶりだな!」


この時の俺、どんな顔をしていたんだろう。たぶん引き攣っていたと思う。

俺はその男を見て3秒くらい考えてからそいつの名前を思い出した。

牧原だ。

高校の時のクラスメイト。

で、牧原は俺をパシリに使って、俺を見下していた凄く嫌な奴。

なんでこいつがこんな所に。


「偶然だなぁおい!元気?ていうか何?旅行?」


「いやまぁ……うん。」


なんでこいつこんなに馴れ馴れしいんだ?

俺達はそういう仲じゃないだろ。

ましてや友達なんかじゃないんだから。


「へぇ……ん?あれ?おいおい直樹!隣の可愛い女の子誰だよ!?もしかしてお前の彼女!?」


牧原が亜紀の存在に気付いてそう聞いてきた。


「うん、まぁ……そうだけど。」


「えー!!マジかよ!?ホントにお前の彼女!?すっげぇ可愛いじゃん!」


かなり驚いた様子で亜紀の事をジロジロ見る牧原。

なんだよ、俺に彼女がいたらおかしいか?

しかしまぁ、亜紀の事を可愛いと言われると嫌な気はしない。

亜紀は俺の自慢の彼女だからな。


「それで今日はこの可愛い彼女と2人で旅行って訳か?なんだよぉ、羨ましいなぁおい。」


そうだろうそうだろう、羨ましいだろう。


「いいなぁ。俺達なんかさ、ほら、男だけだから。」


そう言う牧原の後ろを見ると、他に2人の男が。

妙に体格のゴツイ男と細身だけど背の高い男。

牧原も結構背が高いから、平均身長より少し小さいくらいの俺からすると凄く威圧感を感じる。

牧原が言うには、牧原達も旅行らしい。

こんな男達3人でどこに行くんだ?

まぁそれも悪くないだろうけどね。俺だって男友達だけでの旅行、1年の頃は何回か行ったし。それはそれで楽しいよな。

でも彼女と2人きりで行く旅行とは楽しさの種類が違うけどね。

まぁ牧原達もせいぜいエンジョイしてきなよ。

これから夢の楽園に行く俺と亜紀には関係のない事だけどな。

ていうかそろそろ、さっきから亜紀の事ばかりジロジロ見てるその男達を連れてどっかに行ってくれ牧原。

まぁ亜紀が可愛いから仕方ないとは思うけど、この子は俺の彼女なんだ。

それに俺と亜紀はこの飛行機を待つ時間さえ2人で楽しんでいるんだからな。

数時間後には居るであろう楽園で、幸せな時を過ごす自分達を想像しながらさ。

だからこの美しい時間をお前らとの会話で潰したくないのだよ。

ましてや俺は牧原の顔を見るだけで高校時代の嫌な思い出が蘇ってくるから不快なんだ。

さっさとどっかに行ってくれ。


俺はそんな事の心の中でブツブツ呟きながら、牧原達が去っていくのを待っていた。

だが、牧原はここからとんでもない事を言い出し始めた。


「で、直樹達はどこへ行くんだ?」


そんな事牧原には教えるのも嫌だったが、早く会話を終わらせたかった俺は短く答えた。


「〇〇島だけど。」


「えっ!?〇〇島!?おお、偶然だなぁ!俺達もこれから〇〇島に行くんだよ!って事はあれか、飛行機もこれ一緒っぽいな!もうすぐ来る飛行機だよな?ほら、やっぱり一緒だ!」


は?ウソだろ……?

なんだそれ。


牧原達と同じ飛行機だなんて、最悪だ。

折角良い気分で空の旅を楽しもうと思っていたのに、台無しじゃないか。

大体、大学生の男3人で〇〇島って……向こうで何するんだよ。


「おいおい直樹、なんだよその顔。男3人で〇〇島なんて可哀想な奴らだなって顔だな?」


「い、いや、別にそんな事はないけど……。」


俺は心を読まれてしまったようで一瞬ドキッとしたが、その後牧原はニヤニヤと笑みを浮かべながら俺の耳元でこう小さな声で囁いてきた。


「ま、女は現地で調達するつもりだけどな。」


そういう事か。

思い出した。

俺は知っている。牧原の女癖の悪さを。

どうやらそれは高校時代から変わっていないらしい。

高校時代、牧原は女子に対して2股3股なんて
事を平気でやっていたヤリチン

昨日はあの子とヤッたとか、明日は隣のクラスのあの子とヤる予定だとか、アイツは感じやすいとか、喘ぎ声がデカいとか、そういう下品な事ばかりを男達の間で話していた。

新入生が入ってくる時期には、牧原を含めた何人かの男達で『3ヵ月で何人の処女を奪えるか勝負しよう』なんて会話をしているのも聞いた事がある。

はっきり言って俺は、牧原達のしている事は最低だと思っていた。だから俺は距離を置いていたんだ。価値観があまりにも合わない。

しかし牧原は、そんな最低行為を繰り返しているにも関わらずクラスの人気者だった。

特に女子からの人気は凄かった。

誰とでもコミュニケーションが取れるおしゃべり好きなのと、背が高くて容姿が整っているからというのもあるのだろう。

体育祭でも文化祭でも、牧原は常にクラスの中心にいた。

そして、そんなクラスメイト達に嫌気がさしていた俺はその中でどんどん孤立していった。

まさに俺と牧原は対照的な高校時代を送っていたと言えるだろう。

眩しいほどの人気者であった牧原に対して、俺はクラスの影で1人ポツンと生きていたんだ。


また嫌な事を思い出してしまったな。


でもいいんだ。

俺は大学生になって生まれ変わったのだから。それに今の俺には亜紀がいる。だからどうでもいい。高校時代の記憶なんて。


飛行機は少し遅れていたが、搭乗できる時間になってセキュリティチェックを済ませた俺達はようやく飛行機に乗ることができた。

しかし飛行機に乗ってから、さらに良くない事実が発覚した。

牧原達と俺達の席が隣だったのだ。

まさかここまで偶然が重なってしまうとは。

まぁ隣と言っても正確には窓側から亜紀、俺、通路を挟んで牧原達、という位置だから俺がそちらを向かないようにしていればいい話だ。

たとえ話し掛けられても、適当に躱(かわ)せば良い。

牧原達と出会ってしまったのは予想外だったが、向こうに着けば当然別行動な訳だから、行きの飛行機だけの我慢だ。


それから少しして、飛行機は無事に空港を飛び立った。


「ねぇねぇ直樹、ほら見て。」


窓際の席に座った亜紀が目をキラキラさせながらそう言ってきた。

亜紀が指差す窓の外に目をやると、そこには天気の良さも相まって上空からの絶景が広がっていた。

実は俺は飛行機があまり好きではないのだが、亜紀は窓からこういう景色が見れるから飛行機は好きだと言っていた。

確かに綺麗だ。

純粋に綺麗な物を見て感動している亜紀は素敵に見えた。

向こうでもこういう亜紀が沢山見れるといいな。


俺と亜紀が席で良い雰囲気で話している間も、隣にいる牧原達の話し声は相変わらず五月蠅(うるさ)かったし、時折俺達の方に話を振ってくるのも鬱陶しかったけれど、これくらいなら許容範囲内だった。

亜紀と牧原達との間には俺が座って壁を作っていたから、さっきみたいに亜紀をジロジロ見られる事もなかったしね。


しかしその状態は長くは続かなかった。

飛行機に乗ってから数十分後、突然俺の身体に異変が起きたのだ。





俺のお腹は突然グルグルと鳴りだし、痛みだした。


「うっ……」


「どうしたの?」


「ちょ、ちょっとお腹が……」


「え、大丈夫?」


心配そうな顔をする亜紀。


「ハハ、大丈夫大丈夫。ちょっとトイレ行ってくるよ。」


そうだ、慌てる事はない。

俺は元々体質的にお腹が緩いんだ。

だからこういう腹の痛みには昔から慣れている。

トイレで出すもの出して、少しの間安静にしていればすぐに治るはずだ。

俺は席を外して急いでトイレへ向かった。


俺がトイレの中で腹の痛みと格闘していたのは20分間くらいだっただろうか。

まだ完全ではないけれど、痛みも少し和らいだので俺はトイレを出た。

あとは飛行機が島に着くまで席で静かにしていよう。

しかし席に戻ろうしたところで、嫌な光景が俺の視界に入ってきた。


「亜紀ちゃんは〇〇島行くの何回目?」


「私初めてなんですよ。だから楽しみで。」


牧原が亜紀と話してる。

しかも牧原は俺が座っていた亜紀の隣の席に座っているではないか。

何やってるんだ?俺の席に勝手に座るなよ。しかもいつの間にか亜紀の事を名前で呼んでやがる。


「牧原さんも初めてですか?」


「いや、俺はもう5,6回は来てるかなぁ。」


「えーそんなに、いいなぁ。じゃあ色々詳しいんですか?」


「うん、それなりにね。よかったら俺が良い所案内してあげようか?」


2人は随分と楽しそうに話していた。

亜紀は終始笑顔を牧原に向けている。

そうだよな。

話し掛けられたら誰に対しても笑顔で応える、それが亜紀なんだ。

そして俺は初めて会ったとき、その亜紀の笑顔に恋をしたんだ。


「どこか美味しいお店とかありますか?スイーツのお店とか。」


「スイーツかぁ、俺はあんまり甘い物はなぁ。」


「あ、そっか、男の人はあんまりそういうの食べないですよね。」


「そうだねぇ。あ~でも、そういえば美味しいパンケーキ屋なら知ってるよ。」


「わぁ本当ですかぁ!私パンケーキ大好きなんです!」


「俺甘い物苦手なんだけど、その店のだけは美味しくて完食しちゃったんだよね。友達も皆絶賛してたし。」


「え~いいなぁ。私も食べてみたいなぁ。」


「それなら俺達レンタカー借りる予定だからさ、良かったら連れてってあげるよ。直樹とも相談してみな。」


「え~いいんですかぁ?嬉しい!じゃあ直樹に聞いてみます!」


俺は少しイライラしながら席の方へ近づいていった。

亜紀、その笑顔を牧原なんかに向けないでくれ。

俺は明らかに亜紀と2人で楽しそうに話をする牧原に嫉妬していた。


「お?帰ってきた。大丈夫か?」


「大丈夫?」


席に戻ってきた俺に、2人が揃ってそう聞いてきた。


「もう大丈夫だよ、大したことないから。」


「そっか、良かったぁ。あ、そうだ、胃腸薬貰ってこようか?飛行機内で買えるって聞いたことあるし。」


「いや大丈夫だよ亜紀、もう治ったから。」


俺は亜紀にそう言いながら、牧原の顔を見た。

すると牧原はすぐに察したように俺に席を譲ってきた。


「おお、悪い悪い。今亜紀ちゃんと〇〇島の事話してたんだよ。」


「ねぇねぇ直樹、牧原さんがね、美味しいお店知ってるんだって、パンケーキのお店。」


「……へぇ。」


「俺達レンタカー借りてるからさ、直樹と亜紀ちゃんも乗せて連れて行ってやるよ。」


そんなのダメに決まってるだろ。

俺は亜紀と2人きりの時間を楽しむために来てるんだ。

牧原達なんかと遊ぶために来た訳じゃない。


「いやでも、俺達も予定があるから。」


俺は表情変えず、さらっとそう断った。


「予定って言っても全く時間がない訳じゃないだろ?空いてる時間があったら教えてくれよ。そしたら迎えに行くからさ。」


「いやでも、そんなの悪いよなんか。」


俺は言葉こそ丁寧にしていたが、明らかに嫌がっている雰囲気を出していた。


「ふーん……分かった。じゃあもし行きたくなったら連絡くれよな。すぐ迎えに行ってやるからさ。」


牧原は嫌がっている俺を感じ取ったのか気を遣うようにそう言ってきたが、その表情は明らかに不満そうだった。

横にいる亜紀も少し残念そうにしている。


「直樹、パンケーキ嫌いだっけ?」


「いや、別にそういう訳じゃないけど。」


実際、俺達はそれ程予定が詰まっている訳ではなかった。

旅立つ前も、空いてる時間は適当に散策でもしようかと言っていたくらいなのだから。

だから亜紀はどうして?という顔をしていた。

でもそれから少しして、亜紀は思い出したかのように俺の耳元で「ごめん」と謝ってきた。

そして「ふたりの記念日だもんね」と言って俺の手に手を重ねてきた。





飛行機は無事に到着した。

牧原は到着した空港で俺達に(というより亜紀に)連絡先を渡してきた。


「暇になったらいつでも連絡してよ。あと何か困った事とかあったら。俺達ここはある程度慣れてるからさ。」


「ありがとうございます。」


「あ、そういえば2人はどこに泊まるの?場所だけ把握しておきたいからさ。」


「えっと、〇〇って所なんですけど。」


亜紀は聞かれたから答えただけだとは思うが、もちろん俺達は牧原達を呼ぶつもりは全くない。

予約してあるのはコテージタイプのホテル。

海に近い所にあるコテージで、そちらの方が大きなホテルに泊まるよりも南国気分を味わえるんじゃないかと思って亜紀と2人で決めたんだ。


「あ~知ってる知ってる!コテージがある所でしょ?じゃあ俺達が泊まるコテージと結構近いな。」


「牧原さん達もコテージなんですね。」


「俺達は〇〇って所。知ってる?」


「〇〇?あっ知ってます!でもネットで見ましたけどそこって凄い高級そうな所ですよね?わぁいいなぁ。」


「ハハッ、まぁ来たかったら遊びにおいでよ。亜紀ちゃんならいつでも歓迎するし。」


ふん、行くわけないだろう。

お前らとはもうここでお別れ。ここからは別行動だ。

牧原は最後まで亜紀にしつこく話し掛けていたが、俺達は空港で別れを告げた。


俺と亜紀は荷物を持ってとりあえず予約しておいたホテルへ向かった。

俺達が泊まるコテージは写真で見た物よりも少し古ぼけていたが、それでも海が見える立地は最高で、コテージからは南国らしい景色が広がっていた。


「キャー私達、ついに来ちゃったんだね!」


部屋にあるベッドに飛び込んではしゃぐ亜紀。

こんなに嬉しそうな亜紀は久しぶりに見たかもしれない。

俺はそんな亜紀を見ただけでも来てよかったなと思えた。


「海、すっごい青いね。私こんな綺麗な海初めてかも。」


「本当だ、綺麗だね。」


この日はもうすでに日が傾き始めていたが、まだ予約してあるディナーまでは時間があったため俺達は少し海の砂浜を歩くことにした。


「ねぇ直樹見て!砂がサラサラだよぉ!」


波打ち際で子供のようにはしゃぐ亜紀は、凄く可愛かった。

周りでは水着姿で海水浴を楽しんでいる人たちもいる。

明日は俺と亜紀も水着になって、この綺麗な海を思う存分満喫するんだ。

青い空、青い海、白い砂浜、その中で笑顔輝く亜紀の水着姿が早く見たいな。


2人で海辺を散策していると、直に夕方になって夕日の光が空や海を染め始めた。


「そろそろレストランに行こうか。」


「うん。どんな料理かなぁ、楽しみだね。」


俺達は初日から現地の雰囲気を楽しみたいと思い、ディナーはこの島の郷土料理のコースを予約していた。

ところがそのレストランに到着した頃から、俺の身体に再び異変が起き始めた。

どうやら飛行機内で起きた腹痛は、ただの腹痛ではなかったらしい。


「わぁ、美味しそう!こんなの初めてだね。」


「美味しい!直樹これ食べてみて、すっごい美味しいから!」


お店自慢の郷土料理が運ばれてきて、その物珍しさや美味しさに亜紀は感動しているようで楽しそうだった。


「どうしよう、美味しくて食べ過ぎちゃうよ。でもいいよね、明日は海で沢山遊ぶんだし、エネルギー沢山蓄えとかないとね!」


俺は最初、自分の身体の異変に気付きながらも、この楽しいディナーの雰囲気を壊したくないと思い、亜紀には黙って我慢していた。

もしかして亜紀の笑顔を見ている内に良くなるかもしれないと思ったから。


「直樹、どうしたの?あんまり進んでないみたいだけど、もしかして口に合わない?」


「いや、そんな事ないよ、美味しいよ。」


しかし時間が経つにつれ俺の体調は悪化していった。

腹痛は軽いけれど、徐々に気分が悪くなってきて、頭もクラクラしてきた。


まだディナーの後も亜紀と街を回る予定があるんだ。

しっかりしろ俺!


だが、俺の我慢はデザートを待っている間に限界に達した。


水を飲もうとグラスを持った瞬間、俺は急激な目眩(めまい)に襲われ、グラスは俺の手から滑り落ちた。


ガチャンッ!!


「直樹っ!?」





「直樹どうしたの?大丈夫?」


「だ、大丈夫、少しフラついただけだし。」


「でもなんだか顔も赤いし……。」


亜紀が席から立って俺の額に手を当てる。


「わっ!凄い熱!」


「そ、そう?でもまぁ少し熱いかもね。大丈夫、ここに座っていればすぐに治ると思うから……あっ」


カチャンッ!


そう言ってるそばからテーブルに置いてあったスプーンを手の甲で落としてしまう俺。

頭がフラフラして、手先の感覚が鈍っているんだ。


「もう……大丈夫じゃないじゃない、こんなに熱があるんだから。」


結局俺達はデザートを食べる事なくディナーを中断。

足元もフラついていた俺は、亜紀の手を借りながらコテージへ戻った。

コテージのベッドに辿り着いた頃には俺の体調はさらに悪化し、体温も急上昇。

顔は真っ赤で頭痛もかなり酷くなっていた。

ベッドでフーフー言いながら呼吸している俺の頭に、レストランで貰ってきた袋に氷を入れた物を当てる亜紀。


「とにかく、病院行かないとね。」


「……病院?」


「だって薬もないし、原因も分からないんだからちゃんとお医者さんに診察してもらわないと。」


俺はこれ以上亜紀に迷惑をかけるの嫌で病院なんていいよと言いたいところだったが、正直そんな余裕も無くなる程俺の体調は悪くなっていた。


「ちょっとホテルの人に聞いてくるから。」


「……うん。」


忙しそうに俺のために動き回ってくれる亜紀。

コテージに1人になった俺は天井を見上げながら身体のだるさや悪化していく強烈な頭痛と闘っていた。


やばい……頭が割れそうなくらい痛い……死にそうだ……


人間、病気になると精神的な弱さが出てしまうものなんだな。

さっきまでは旅行を台無しにしまいと亜紀に気を使っていた俺だが、もうそんなのは一切消えて、自分の事しか考えられなくなっていた。

とにかく早くこの苦痛から逃れたい、早く病院に行って治してもらいたい、ただそんな思いだけが強くなっていく。


ハァ……ホントに辛くなってきた……亜紀……早く帰って来てくれないかな……


俺は亜紀が早くホテルの従業員を連れて戻ってくるのだけを期待して待っていた。

しかしそんな俺の希望とは違い、亜紀が連れて来たのはホテルの従業員などではなかった。


「おーい直樹!大丈夫かぁ?」


聞き覚えのある男の声。


「ちょっと待ってろよ、すぐ病院に連れて行ってやるからさ。」


亜紀の後ろに付いてコテージに入ってくる男3人。

ど、どうして牧原達が……。


「直樹、立てる?病院行くよ。」


亜紀……どうして牧原なんて連れて来たんだ……?


亜紀が言うには、ホテルの従業員に聞いたら病院は紹介できるけど、車を持ってる従業員が全員帰宅してしまっているために病院まで連れて行く手段がないと言われたのだと。

なんと不親切なんだと思ったが、ここはコテージにしては格安のホテルだったからサービスはその程度なのかもしれない。

それでどうしようと考えた亜紀は、レンタカーを持っていると言っていた牧原を思い出し連絡したと、そういう訳らしい。

タクシーを呼ぶ手もあったが、牧原は現地に詳しいと言っていたし、この地では知り合いの方が信頼できると思ったからとの事。


俺は情けない事にこの時には1人で立っている事もキツい状態になっていて、結局牧原の連れの体格のゴツイ男におんぶしてもらって車まで運んでもらった。

ちなみにこの体格のゴツイ男は篠田と名乗った。

そしてもう1人の高身長で細身の男は坂本と言うらしい。

俺を含めて亜紀、牧原、篠田、坂本の5人で車に乗り、俺達は病院へ向かった。


「ごめんなさい、牧原さん達も旅行を楽しんでる途中だったのに呼び出しちゃって……。」


亜紀は車が出発してすぐ、牧原達に申し訳なさそうに謝った。


「ハハッ、そんなの気にする事ないよ。俺達暇してたし、な?」


「そうそう!暇で暇でしょうがないと思ってた頃に亜紀ちゃんから電話掛かってきて3人で喜んでたくらいだからさ。」


「そうだったんですか。」


牧原と篠田の冗談っぽい口調に亜紀はクスっと笑った。


「それより亜紀ちゃん、直樹は何か変なものでも食べたのか?」


「うーん……私も同じ物食べてるけど何ともないから、食べ物ではないと思うんですけど、なんでこうなっちゃったのかな……変な細菌に感染してないといいけど……。」


再び心配そうな顔で俺を見つめる亜紀。


「まぁこの島にはちゃんとした大きな病院があるからさ、そこで診てもらえば大丈夫、心配ないよ。」


「ありがとうございます、本当に助かります。」


俺は牧原達と亜紀の会話を聞きながら情けない気持ちになっていた。

肝心な時に頼りになる牧原達と比べて、せっかくの旅行で病気になってしまう俺はあまりに情けない。

きっと亜紀も心の中でそう思っているに違いない。

俺は身体が弱っていく中で、思考もどんどんネガティブなものになっていった。





病院に連れてこられた俺は、さほど待たされる事なくすぐに診察を受ける事ができた。

診断結果は、胃腸風邪だった。

飛行機内で腹が痛くなったのは予兆だったのだろう。

医者からは薬を飲んで2、3日安静にしていれば治ると言われた。

2、3日……

この南国にいる間、俺はずっとベッドで大人しくしていなければならないのか。

とは言え、病院でちゃんと診てもらえたのは良かったし、薬を飲んだら少し楽になった気がした。

何はともあれ、ここに連れてきてくれた牧原達には感謝しないといけないと思った。


「良かったね直樹、大した事なくて。」


「うん。」


診断を聞いた亜紀はホッとした表情でそう言ってくれたが、それ以降帰りの車の中でも亜紀が俺に話し掛けてくる事はなかった。

そして時折亜紀は「はぁ……」と溜め息をついていた。

俺には分かっていた。亜紀の今の本当の気持ちが。

亜紀は感情が顔に出易いんだ。

亜紀は俺の事を本気で心配してくれているけれど、同時に凄くガッカリしているんだ。

折角の旅行なのに、ずっとずっと楽しみにしていた旅行なのに、どうしてこんな事になっちゃうの?と。

そりゃそうだ。

俺は2、3日寝ていないといけない。つまり俺は2人でのこの旅行を台無しにしてしまったも同然なんだから。

でも病気はある意味仕方のない事でもあるし、俺を責める事はできないから、亜紀は本心ではガッカリしていてもそれを口に出す事はしないんだ。


コテージに戻って来て、まだ熱も頭痛もあった俺はすぐにベッドに入った。

牧原達は俺のために飲み物と消化の良さそうな食べ物を買ってきてくれたのだが、牧原達はそれだけで帰る事はなかった。

まぁこれだけお世話になっていて、すぐに帰ってもらう訳にもいかない。

牧原達はコテージの俺が寝ている部屋の隣の部屋で談笑していて、亜紀もそれに付き合う事に。


「じゃあ直樹、何かあったら呼んでね。」


そう言って亜紀は牧原達のいる部屋へ行ってしまった。

正直俺としては亜紀には牧原達の所に行ってほしくなかったが、でも仕方ない。

寝ているだけの俺の横にいても亜紀は楽しくないだろうし。ただの風邪で、小さな子供じゃないんだし、誰かに付きっきりで居てもらう必要なんてないのだから。


「亜紀ちゃんって大学どこなの?直樹と同じ?」


「えっと大学は違うんです。私は〇〇大学なので。」


「へぇ、〇〇大ってお嬢様大学だよな?そんな子がどうやって直樹と付き合う事になったのか益々気になってきたわ。」


「そんな、お嬢様大学ではないと思いますけど……直樹とはバイトが同じで、それで。」


「あーなるほど、そういう事か。ホントあいつ運良いよな、こんな可愛い子とバイト先で出会えるなんて。」


俺は身体を治すために眠りにつく必要があったが、亜紀が牧原達とどんな会話をしているのかが気になって眠れなかった。

牧原達の大きな声と、時折聞こえる亜紀の笑い声。

なんだか隣の部屋は随分と盛り上がっていて、楽しそうだった。

牧原、篠田、坂本、この3人はきっと女の子と話す事、女の子を楽しませる事に凄く慣れているんだろうなと思った。

常に話題の中心に亜紀を置いていて飽きさせないというか、きっと人見知りする女の子でもこの3人とならすぐに打ち解けてしまのではないだろうか。

亜紀の笑って楽しそうにしている声が絶えないのが、その証拠だ。


それから1時間くらい経ってからだろうか、亜紀は俺が寝ている部屋に戻ってきた。


「直樹、寝てる?」


「ううん、起きてるよ。」


「大丈夫?ごめん、うるさくて寝れなかった?」


「そんな事ないよ、薬のおかげで大分楽になったし。」


「そっか、良かった。」


亜紀はそう言ってベッドの横に立っていたのだけれど、俺を見てまだ何か言いたげな顔をしていた。


「……ん?どうしたの?」


「あ、あのね直樹……牧原さん達がこれから夜のドライブに行くんだけど一緒に来ないかって……」


「夜のドライブ?どこまで?」


「なんかね、街の夜景が綺麗に見れる場所があるんだって。」


「夜景?そう……か……」


亜紀がそこに行きたがっている事は、表情を見てすぐに分かった。

でもそれが牧原達と、というのがやはり気に食わないし心配だった。

しかし今の俺に亜紀を引き止める権利なんてある訳がない。

この旅行は亜紀も半分旅費を払ってるんだ。そのためにバイトで頑張って貯金をしてきたのだから。

亜紀はこの旅行を楽しむべきなんだ。

俺の看病なんかで潰してほしくない。


「行ってきなよ、俺は別に大丈夫だから。」


「ホントに大丈夫?」


「うん、俺はこのまま寝てるから。楽しんできな。」


「じゃあ……ホントにいい?」


「俺の事は気にしなくていいから、行ってきなよ。」


「……じゃあ……うん、行ってくるね。」


亜紀はただの風邪とは言え、病気の彼氏を置いて出掛ける事に少し抵抗があるようだった。

でも、これで良いんだ。

今回は亜紀のための旅行のようなものなのだから。

それに体調管理を怠った俺が悪いんだから、仕方ないじゃないか。


「あっ、亜紀、でもあんまり遅くなり過ぎないようにな、心配するから。」


「うん、分かった。綺麗な夜景の写真が撮れたらメールで送るね。」


亜紀は俺に笑顔を向けてそう言うと、部屋を出ていった。


10


俺は亜紀を送り出したものの、部屋で1人になった瞬間から不安になり始めていた。

亜紀は今、俺の事をどう思っているのだろう、と。

留年という大失敗をやらかし、関係改善を図るための旅行でもこの有り様。

亜紀は俺に愛想を尽かしたんじゃないだろうか。

俺は亜紀に捨てられてしまうかもしれない。

そして亜紀は他の男のところへ……。

そう思うと不安で不安で仕方なかった。


亜紀は浮気をするような女じゃない。

その点を心配した事は今まで一度もないし、亜紀の心が他の男に傾いていくなんて想像すらした事はなかった。

でも今はその自信がない。


全く眠れない……。

亜紀と牧原達は今頃どうしているのだろう。

本当に夜景を見に行ったのか……?

考え始めると心配事は増えるばかりで、きりがなかった。

しかしそれから少しして、俺の携帯が鳴った。亜紀からのメールだ。


〖夜景凄い綺麗だよぉ(^o^)/明日直樹の体調が良くなってたら2人でまた来たいなぁ(*^_^*)〗


そしてそのメールには綺麗な夜景の写真が添付されていた。

俺は単純だな。

亜紀からのそのメールを読んだら、なんだかさっきまでの不安が消えて、ホッとしてしまった。

亜紀は今も俺の事を考えてくれている、亜紀の心にはまだ俺がいるんだ、と。

安心したからだろうか、俺は亜紀に返事を送ると、そのまま眠りについてしまった。


それから俺が目を覚ましたのは深夜の3時頃。

しかし部屋を見渡すも亜紀はまだ帰ってきていない。

時計を見て少し驚いた。

もうこんな時間なのに、まだ帰って来てないのか……?

すると外から車の音が。亜紀と牧原達がやっと帰ってきたみたいだ。


車のドアを閉める音と、亜紀と牧原達の声。

なんだか4人共テンションが高めで、はしゃいでいるような雰囲気が伝わってきた。


「あ~楽しかったぁ!本当にありがとうございましたぁ。」


「俺達も楽しかったよ。ていうか亜紀ちゃん意外とノリ良いんだね、もっと大人しい子かと思ったよ。」


「え~そうですかぁ?でも本当に楽しかったから。」


亜紀と牧原達は車を降りた後も外でしばらく会話を続けていた。

その話しっぷりを聞く限り、亜紀はかなり牧原達と打ち解けているようだった。

牧原達が時折亜紀を冗談っぽくからかい、亜紀はその度に「も~そんな事ないですよぉ」と笑いながら返したり。

どうやら亜紀はあのメンバーの中で弄られ役になっているらしい。でもそれが全然嫌じゃなさそうというか、寧ろ嬉しそうにしているみたいだった。


「あ、もうこんな時間だ。」


「もうさすがに寝ないとな。亜紀ちゃんも明日海だろ?俺達、絶対亜紀ちゃんの水着姿見に行くからさ。」


「え~そんな風に言われるとなんか恥ずかしいかも。」


「大丈夫だって、亜紀ちゃんスタイル良いしさ。服の上かでも分かるよ、特にこの辺とか。」


「ちょ、ちょっともぉどこ見てるんですかぁ、やだぁ。」


「ハハッ、いやでも本当にスタイル良いでしょ?」


「全然そんな事ないですよ、自信ないですもん。それより3人の方がスタイル良くないですか?なんか牧原さんも篠田さんも坂本さんも皆モデルさんみたいに背高いし。」


「そう?まぁ、篠田は筋肉バカだけどね。」


「おいおいバカは余計だろ、俺の筋肉はちゃんと美しさを追求してトレーニングしてるんだぞ。」


「篠田さんってそんなに凄いんですか?じゃあ私もちょっと見てみたいかも。」


「あれ?亜紀ちゃんもしかして筋肉フェチだったりするの?」


「ん~そういう訳じゃないけど……でも嫌いじゃないかも。」


「なんか亜紀ちゃん発言が大胆になってきてるねぇ、深夜だから?」


「え~そうですか?フフッ、じゃあもう寝ないとですね。」


「しっかり体力充電しとかないとな、明日も夜まで遊びまくるから。」


「そうですね、早く寝ないと。」


「じゃあ亜紀ちゃん、また明日ね。」


「は~い。」


そんな会話の後、男達3人は帰っていき、亜紀は部屋に戻ってきた。

俺は4人の会話を聞いて、また少し牧原達に嫉妬していた。

だから亜紀がベッドの中の俺の顔を確認しにきても、不貞腐れたように寝たふりを通した。

亜紀は眠っている俺の顔を見て「直樹寝てる?ちょっと遅くなっちゃった、ごめんね」と言って目を閉じたままの俺の頭を優しく撫でてきた。

超可愛い妹のパンツが見えて、妹汁を飲みたくなるシスコンお兄ちゃん

kage

2016/01/27 (Wed)

妹とやってしまいました。やっておきながらかなりへこんでます。

妹は兄の自分から見ても、べらぼうにかわいいです。
妹とは仲がいいからそう見えてしまうのかもしれませんが、実際に男からめちゃくちゃモテてます。
しかし、妹はまだ一度も付き合ったことがなく、告られてもふってしまいます。
なんで付き合わないのかわかりませんでしたが後々理解しました。

それでいつ頃からか、妹の僕に対する態度がおかしくなりました。
テレビを一緒に見ているときなど腕にしがみついて胸を押し付けてきたり、
短いスカートで僕にパンツがわざと見えるように座ってきたりします。
気づかないフリをしていましたが、内心バックンバックンでした。
なんでこんな事して来るのか聞きたかったんですが、恥ずかしいし気まずかったんで言わないでおきました。

で、ある日風呂に入ろうとパジャマとパンツをタンスから出したんですが、パンツの数が減っているのに気づきました。
前は4,5枚あったのに今は3枚に減っていました。
母に聞いても知らないという事でどっかでなくしたのかと初めは気にしなかったんですが、考えてみるともしや妹の仕業かと思いました。
でもさすがに最近様子が変だからってそこまではしないでろうと一旦は思いました。



しかし、妹の様子が前よりも積極的になり、やっぱり妹がとったのかと疑いが深くなりました。
でも何のために?もしやコイツ僕に惚れてんのか?でも兄妹だしいくらかわいくてもこんな事されたらさすがに引く。妹はとってないと天に願いましたが、その願いも届きませんでした。

僕はどうしても疑いが取れなくて妹が風呂に入っている間、妹の部屋を僕のパンツがあるか探索しました。色々探してみると机に鍵のかかった引き出しがあったんでどうみても怪しいと思い鍵を探しました。他の引き出しの奥に隠れてた鍵をみつけ、ドキドキしながら鍵を開けました。引き出しの中を見てみると見事僕のパンツが入っていました。これだけども相当ショックだったのに、さらには僕と妹で撮った写真やプリクラと、クシャクシャになったティッシュがありました。何かと思って臭いを嗅いだら独特の青臭いにおいがしました。もしや僕の使い捨てティッシュ?しばらくショックでぼんやりしていましたが妹がもうそろそろで上がってくる頃だったのでまた鍵を閉めて元通りに直し部屋を出ました。

自分の部屋に戻ると脱力感とショックと胸の辺りの変なモヤモヤ感で何もする気になれませんでした。妹のことが頭の中でフル回転してました。
今までの態度や彼氏をつくらなかったこと、パンツとって妹がこれでオナっていたのかとか、色々結びついてきてこんな気分は初めてでした。
そして僕は親のいない日を見計らって、妹にこの事を言いに行きました。

あの引き出しの中を見て以来、近親相姦の一歩手前まで踏み込んでしまったような気分に耐えられなくて妹に言いに行こうと決心しました。
この事を妹に話せば前みたいに仲の良い兄妹ではいられなくなると思いましたが、
今の現状から抜け出したかったので覚悟を決めました。
それに妹には他の男に興味を持ってもらいたいし。
で、うちの親は共働きなので帰宅が深夜頃の金曜日を決行日としました。

そして決行日当日、朝から胸が締め付けられる感じでとても妹の顔を見ることが出来なかったんで
朝食をとらず一目散に学校へ逃げました。学校でも今日の段取りや、
やはり言わずにしておこうかと迷ったり頭の中で四六時中考えてました。
そんな事をずっと考えて下校時刻になりましたが、一直線に家に帰る気分ではなかったので、夕食ギリギリまで粘って帰ることにしました。
妹とはあまり一緒にいたくなかったし、家に居る事が耐えられないと思いました。

そして7時頃、出来る限り遅く歩いて30分延ばして家に帰宅しました。家のドアの前で深呼吸をして覚悟を決め家にこそこそ入りました。
居間に行くと妹がいました。いつもどおりをよそおいながら
「ただいま。」と言いました。微かに声が震えていた気がします。
「お帰り。」微妙に怒ってました。
「お兄ちゃんさー、遅くなるならメールしてよ。ごはん冷めちゃったよ。」うちはだいたい6時半頃夕飯です。
「悪い、でも○○○はもう食ったろ?」
「食べてないよ。お腹へっても待ってたんだから。」
食ってろよ!待たねーで食えよ!!ていうか外で食べとけば良かったと今頃になって思いました。
暖めなおされた夕飯がでてきました。今日はカレーでした。
妹は母さんの料理には敵わないものの、なんというか中学生らしい(今年から高校生ですが)料理をします。つまりまあ、うまいです。
「どお、うまい?」
「あー、うん、うまい。」
「ほんと?よかった!」めちゃくちゃうれしそうに言います。
まだ何もしてないのに胸が痛みました。
「ねー明日休みじゃん、一緒にどっか行こうよ。」
「ごめん、明日友達とジャ○コ行くから。」ウソです。
なんだか不満そうな顔をして妹が食べながら言いました。
「お兄ちゃん最近一緒に遊んでくれないよね。なんか避けられてる。」そうだよ。お前のせいだよ。
「避けてねえよ。つーかさ、お前もいい年なんだから兄離れしろよ。」
「いいじゃん兄妹なんだから。お兄ちゃん最近冷たいし避けてる!!」
だからお前のせいだよ。
「今度絶対どっか行こうね!」
その後てきとーに話をして僕は曖昧に返事をしながらカレーをたいらげました。
「ごちそうさま。」
「あ、お兄ちゃんお風呂水入れといて。」
「わかった。先に入っていい?」
「いいよ。」
僕は風呂を沸かし先に入りました。ここからが本番だと湯ぶねに浸かり気持ちを落ち着かせました。

風呂から上がり、妹の部屋へ行きました。
「○○○風呂上がったよ。」
「はーい。」
一旦部屋へ戻り妹が風呂に入るまで待ちました。妹が部屋から出る音がして3分ぐらい待ち、風呂場へ足音がたたないよう静かに歩きました。
ちゃんと風呂に入っているようなので妹の部屋へ行きました。
そして、あれを見つけて以来一度も入っていなかった妹の部屋に忍び込みました。あの鍵の閉まった引き出しの中にはまだアレが入っているのか・・・。
僕は前に隠してあった引き出しから鍵を探りました。
この時不意に「僕、何やってんだろ。」と悲しくなりました。
鍵を見つけ、いざ引き出しを開けてみました。そしたら案の定前見たときと同じ物が出てきました。しかも以前よりちょっと写真が増えている。
僕は一生分のため息をしました。はあ・・・。
僕は引き出しを鍵の開いた状態で戻し、妹が上がってくるのを待ちました。
この時めちゃくちゃ時間が長く感じました。とてつもなく。

30分くらいでしょうか。妹は風呂から上がったらしく階段を上がってくる音がしました。僕はベットの上に座り呼吸を整えました。
妹が部屋に入ってきました。最初は少しビックリしてたけど、途端にうれしそうな顔になりました。
あー、この後この笑顔があっという間に消えるんだからそんな顔しないでくれ。
「どーしたのお兄ちゃん?あたしの部屋に来るなんて珍しいね。」
濡れた髪をタオルで拭きながら僕の隣に座ってきました。
「○○○話がある。」僕は自分が動揺しないようにあえて妹の目を見ながら話しました。
「ん、何?」妹は微かに微笑みながら見つめ返してきました。僕は意を決して立ち上がり、机のあの引き出しに手を掛けゆっくり引きました。
髪を拭いていた手が止まり、妹の笑顔は固まり、ゆっくりと消えていきました。
「これどーゆうこと?」僕は体が震えてました。止めようと思っても止まらず妹を見続けることしか出来ませんでした。

「え・・あ・・それ・・・えっと・・・」
妹も声にすることが出来ないみたいで、パジャマの胸元をギュッと握り締めてました。口元が震えているように見えました。
僕は妹が怖がらない様になるべくゆっくりと優しい口調で喋りました。
「いいかい?僕たちは血の繋がった兄妹なんだよ?○○○がこんなことしちゃいけないだろ?」
妹は何も反応がなく、ずっと下を向いていました。僕はこれ以上何を言えばいいのかわかんなくてしばらく僕は黙ってしまいました。
妹も何も喋らないものだから10分くらい沈黙が続きました。

「好きだから。」妹が喋りだしました。
「お兄ちゃんのこと」
「一人の男の人として」
「好きだから。」
下を向きながら妹は、静かながらもしっかりと言いました。
「僕も○○○の事が好きだよ。でもこれは兄妹で好きだって意味だし、○○○を一人の女性としては絶対好きになれない。」
「好きなんだもん。」
「だから出来ないんだって。」
「好きなんだもん。」
「だからさ・・・・」
「でもお兄ちゃん、もしあたしが他人だったら絶対付き合いたいって言ってたじゃん!!」
いきなり妹が叫んできました。息を荒つかせ、感情が爆発したみたいでした。
僕はそんなこと言った覚えがなかったんですけど多分前に言ってしまったんでしょう。その言葉が妹の気持ちに火を点けてしまったのか。
アホか僕は。
「でもそれは他人だったらだろ?僕たちは血の繋がった兄妹だしさっきも言ったけど・・・」
「でもあたしのことかわいいって思ってんでしょ!!ならあたしと付き合ってよ!!本当はお兄ちゃんだってあたしの事好きなんでしょ!!」
「バカ!!なわけねーだろ!!」
妹の言葉に反応して負けずと叫んでしまいました。
「お前のこと確かにかわいいって思ってるけど、その好きとはどーやっても結びつかねーだろ!!」
「かわいいって思ってんならそれでいいじゃん!!あたしお兄ちゃんのためならなんだってしてあげるよ!!エッチだって!!」
その言葉についに僕も抑えてた感情を爆発させてしまいました。
「ばっ、あほ!!エッチなんかしたくねーよ!!かわいくてもお前となんかしたくねーよ!!第一僕たち兄妹だぞ!!
なんでこんなことしてんだよ!!他人だったとしてもこんなことしてるヤツに好かれたくねーし引くっつの!!気持ちわりいーんだよボケェ!!」
本音+aな気持ちを吐き出しました。妹は再び黙り込み、
僕はもうここにいるのが嫌だったんで引き出しと一緒に乱暴に妹の部屋を出て行きました。

自分の部屋に戻ると引き出しの中身を全部ゴミ箱に入れこれが見えないよう他のごみで覆い、ベットの上に座り込みました。
電気も点けずに薄暗い部屋にいたせいか、妙な静けさがありました。
ただ隣から聞こえる妹の泣き声が嫌なほど僕の頭に響いていました。
この夜は全く眠れませんでした。

2週間以上経ちましたでしょうか。
妹を避ける生活が始まりました。

朝早起きは苦手でしたが6時頃起き、簡単に朝食をとり急いで学校へ行くようになりました。学校は嫌いだったのにその時は本当に救いの場所に感じました。
ていうよりも、妹と離れられる場所ならどこでも良かったです。
学校が終わっても8時頃までは絶対に帰りませんでした。
「帰りが遅い、もっと早く帰ってきなさい」と、母さんから小言を言われるようになりましたが、早く帰る気なんかサラサラありませんでした。

親の帰宅の遅い日や深夜頃まで帰ってこない金曜日なんか尚更です。
そんな日は夕食は必ず外で済ませ、家にいる時間帯が少なくなるよう9時過ぎまで外にいました。
さすがに街にいると怖いお兄ちゃんとかいっぱいいるんで、家の近くの公園で時が過ぎるのを待ちました。
家に帰れば風呂に入ってすぐ寝ればいいだけっだったんで、かえってこういう日のほうが過ごしやすかったです。
僕にとって家は泊まるだけの家になっていました。
家に帰ると家の中は真っ暗で妹は自分の部屋にいるようでした。
水を飲みに台所へ行ったらラップのしてあるご飯とオカズがありました。
多分妹が僕の分の夕食までつくっておいたのでしょう。まだ微かに暖かく、遅くなってからつくったのがわかりました。
妹はまだ僕を想っているのか、それとも前のような仲の良い兄妹に戻りたいだけなのか、
このご飯からきっかけをつくる気だったのかは知りませんが、僕はそれに手をつけるつもりはありませんでした。
休みの日は友達の家に泊まり、妹の事を考えないよう無理やり遊びました。

こんな感じで妹に極力会わないよう、避けて生活する日々が続きました。
避けていても時折妹とばったり会うことがあり、そんな時は絶対目を合わせず足早に遠ざかりました。
あれ以来妹とは一言も喋っていません。
ちなみに引き出しは妹が部屋にいない時そっと返しておきました。
今思えばこんなにも辛い生活になるとは思ってもいませんでした。
「近親相姦」だってネットのアダルトサイトの体験談やエロ漫画で、あくまで自分の欲求を満たすために観覧していたし、
僕はこんな事は絶対にありえないと思っていました。
でも、実際に妹は僕のことを想っていたみたいだし、もうこの言葉は吐き気がするほど嫌になっていました。
妹というよりも家族にまつわる全てのものが嫌でした。
恥ずかしい話ですが1週間に2,3回やっていたオナニーもあれっきりやっていません。
あの夜言われた「エッチだってなんだってしてあげる。」という言葉が頭から離れなくて、むしろ妹のことを思うと興奮してしまうようになり、
本当は妹とやりたいんじゃないかという疑問を強く抱くようになり自己嫌悪に陥りました。

こんなことになるならあの夜言うんじゃなかった。
昔みたいに妹と仲の良かった兄妹に戻りたい。
なんでこーなったんだろ・・・。

こんなに死にたいと悩んだのは生まれて初めてでした。

そんなある日自分の部屋に父さんが入ってきました。
「○○、話があるからちょっと居間に来なさい」
そう言うと父さんは部屋を出て行きました。何事かと思ったけど直ぐにピンときました。
「あいつのことか・・・。」
とても居間に行く気にはなれなかったけど
「どうにでもなれよ。」と僕は渋々居間へ降りていきました。
あーあ、あいつもいるだろうなー。
居間に行くとやはり父さんと一緒に妹が座って待っていました。
はあ、一気に老けた。

「そこに座りなさい。」
妹の隣を指され、嫌々椅子に腰掛けました。
腰掛けるとき、妹がチラッと僕を見ましたが、いちいち反応する気力がなかったんで僕はシカトしときました。
父さんの話はやはり、最近の僕らの兄妹関係についてでした。
「最近お前たち仲があんまりよくないな。」
「ケンカでもしたのか。」
「こんなに長くケンカしたの初めてじゃないか。」などと、
いかにも親らしい説教くさい話をされました。
どんな理由でケンカしたのか聞かれましたが、当然話せるわけがありません。僕も妹も沈黙を守っていました。
それにケンカじゃないし。
父さんばかり喋って僕たちが何も喋らないものだから話は全く進みません。

いつの間にか母さんも加わりましたが話の展開は変わらず、親は困り果ててしまいました。
「ほんととにどーしたのよあんた達。
前はケンカしても直ぐ仲直りしたじゃない?それにいっつもべったりくっついて離れなかったし。」
「なんで喋んないの?」
「そんなに親には言えない事?」
「・・・・・・。」
とうとう親も観念したらしく話はようやく終わりました。
しかし、席を立とうとしたら僕だけ残されました。一体なんの話かと思ったら、
最近学校からの帰りが遅いから早く帰って来なさいという事と、食事の時は一緒に食べなさいとの事でした。
「私たちは家族なんだからね。」と後押しされて僕は力なく頷き、自分の部屋に戻りました。
長い話に疲れ果てた僕はベッドに倒れこみました。
「私たちは家族なんだからね。」って妹のことも言ってんのか?

それからの僕は食事の時は言われたとおり家族と一緒に食べるようになりましたが、そこで妹と喋ることはありませんでした。
学校の帰りも多少早く帰るようになりましたが、親のいない日は相変わらず遅く帰りました。
妹と一緒にいることは前よりもだいぶ増えました。しかし、僕は妹と接してみようとは思わなかったし、この関係は一生続くんだと思っていました。
でも僕の気持ちとは裏腹に、妹はまだ僕の事を諦めてはいなかったようです。
一緒にいるようになってから時折虚ろな目で見られるようになりました。僕はその目に不安を感じずにはいられませんでした。

金曜日、いつも通り遅く家に帰りました。
風呂に入り、自分の部屋に戻りました。戻る途中妹の部屋をチラッと見たら、ドアの隙間からもれる光がなくもう寝ているようでした。
まだ10時頃だしいつもはもうちょっと遅くまで起きていた気がしましたが気にしても仕方ないので自分の部屋へ戻り、
自分もすることがなかったんで寝ることにしました。
ずっと疲れた状態が続いていたせいか直ぐ深い眠りに就きました。

しかしここで油断していた僕がバカでした。

深夜ふと目が覚めました。数秒ぼんやりしていましたが、
あそこにねっちょりとした生暖かい感触がしたとたん、ビックリして起き上がりました。
暗闇の中ほとんど何も見えませんでしたが、股間のところに人のような影が見えました。
それが一体誰なのか瞬時にわかりました。

妹でした。

ズボンが全部下ろされていました。
僕が起きない様ゆっくりおろしたんでしょう。
僕は一度寝てしまうとちょっとやそっとのことで目が覚めません。
ばか。

僕が起き上がるや否や、妹は僕のあそこを口にふくみ激しくしゃぶってきました。
急いで妹から離れようとしましたが、妹は僕のあそこをしっかり握り離そうとしません。
「やめろ○○○!!」
「お兄ちゃん好き!!」
「バカ、だめだって言っただろ!!お前何してんのかわかってんのかよ!?僕たち兄妹なんだぞ!!」
「兄妹だよ!!でも好きなんだもん、しょうがないじゃん!!この気持ち抑えらんないだもん!!」
二人して大声出している事に気づき、親が帰ってきているかもしれないと不安に駆られました。
妹の口がち○こから離れていたので、手で妹の口を急いで塞ぎじっとしました。

辺りは静かになり、どうやらまだ帰ってきていないようでした。
ほっとするのもつかの間、妹は僕の手を払いのけ抱きつきキスをしてきました。
いきなりだったので何をさてたのか直ぐに理解できませんでした。
妹は首に腕を巻きつけ、僕が離れられないようしっかり抱きついてきました。
抱きつかれて初めて気づきましたが、妹は下着姿で何も着ていませんでした。この時、
「コイツこんなに胸あったっけ?」と、あほな事を考えてしまいました。
しばらくキスをしていましたが、今度は口の中に舌を入れようと
舌で僕の口をこじ開けようとしてきました。
そうはさせるかと僕も力いっぱい口を閉じ、それを拒みました。
何とか口を開けようと妹はがんばっていましたが、僕の力には敵わず
代わりに唇やほっぺ、耳や首筋など、所構わず甘噛みしたりキスをしてきました。
僕はがんばって耐えていましたがゾクゾク感に耐え切れなくなり、口を開けてしまいました。
「ちょっ、やめっ、て。」と言いかけたところに妹の舌がニチャっと入ってきました。
妹は無我夢中で僕の口の中をかき回してきました。
息が苦しくなると一旦離し、再び舌を絡ませ、これを何回も何回も繰り返してきました。
僕は息をするのがやっとで、何も抵抗する気にはなれませんでした。

口の中でニチャニチャといやらしく鳴る音や、妹の荒れた息遣い、下着姿、押し付けられた胸、すべすべした肌。
僕はあきらかに興奮していました。体なんかモロ正直です。
あそこがかつてないほど反り返って痛いほど勃起していました。あれからオナっていなかったのも効いたんでしょうか。
今にも理性が吹っ飛びそうで妹を押し倒したい衝動に駆られましたが、
それだけは絶対してはいけないと何とか踏みとどまりました。

妹も一生懸命キスをしていましたが、さすがに疲れてきたのか口を離してくれました。口を離した時よだれが糸引いたのがはっきりわかりました。
お互い深呼吸して息を落ち着かせました。
僕は息を整えながら力なく喋りました。
「はあ・・・はあ・・・○○○、離・・して・・・・。」
「やだっ・・・離・・っさない。」
緩んでいた妹の腕にキュっと力が入りました。
「頼むよ・・・お前を抱きたくないんだ。」
「だめ・・・・抱いて・・・・。」
「○○○・・・・。」
「好き。」
「好き。」
「おにいちゃん。」
「好き。」
「ずっと」
「一緒にいてよ。」
妹は僕に寄りかかり、何回も何回も「好き。」と呟いていました。

もう限界でした。
僕は妹を抱きしめていました。
「あ・・お兄ちゃん・・・。」
妹は小さく声を漏らし抱きついて離さなかった腕がゆっくり離れていきました。
僕に完全に体を預けたみたいです。

どうすうるんだ。
今ならまだ間に合うぞ。
自分で言ってたじゃん、兄妹でこんな事しちゃいけないって。

でも、もういいじゃん。
楽にさせてよ。
妹とSEXがしたい・・・・。

僕は妹をゆっくりとベットに寝かせました。


妹を寝かせ、僕は服を脱ぎました。
ブラインドを少し開け、微かにしか見えなかった妹が外の電灯の光で薄暗くもはっきり見えるようになりました。
僕は妹を見つめました。見つめてはいましたが、見えてはいませんでした。
その時頭が異様にクリアになっていて、さっきまでの興奮が嘘の様に引いていました。
何も考えていませんでしたが、自然とため息を吐き出していました。
「お兄ちゃん?」
不安な目つきで妹が僕の顔を覗いてました。
「ああ・・・・ごめん。大丈夫、大丈夫だよ。うん、大丈夫。」
何が大丈夫なのか分かりませんでしたが、自分に言い聞かせていました。
多分僕の中でまだ妹を抱くことに気持ちが揺らいでいたからでしょう。

僕の気持ちを察したのか、妹が口を開きました。
「お兄ちゃん、キスしよ。」
「え?」
「キス。して。」
先ほどイヤというほどキスをしたのに、妹はまだキスを求めてきました。
僕の気持ちを固めるつもりだったのか、妹は僕からのキスを黙って待っていました。
「・・・わかった。」
僕はためらいながらも妹と唇を重ねました。2,3度軽くキスをした後、舌を絡めていきました。
次第に僕はまた興奮してきました。妹の体を強く抱きしめ、ち○こを妹の股間に摩り付けていました。
もう気持ちの線が完全に切れていました。
僕はブラを上にたくし上げ、妹の胸に無我夢中でしゃぶりつきました。
片方のおっぱいの乳首を吸ったり、舐め回したり、もう片方のおっぱいを揉んだり乳首をクリクリしたり、もう一生懸命でした。
ぶっちゃけ僕は童貞だったのでほんと一心不乱の状態でした。
妹も息が荒くなり、感じているのか微かに声が漏れます。
「ごめんね、お兄ちゃん。」突然妹が声をかけてきました。
「は?何が?」
「お兄ちゃん、おっぱい大き過ぎるのあんまり好きじゃないんでしょ?」
何で知ってんだよ。
「あたし、Dはあるから・・・。」
「・・・・。」
何て答えりゃいいんだろ。
「Dだろ?別に大き過ぎるワケじゃないじゃん。このぐらいが丁度いいよ。」
「ほんと?」
「うん、ほんと。」
なんだか会話が妙に恥ずかしかったんで再び胸を揉んだりしました。
僕は乳首吸ったり舐め回しながら、今度は空いている手で妹のあそこに手を伸ばしました。

パンツの上から割れ目を何回もなぞりました。そのつど妹の下半身がモジモジと動き、さらに息が荒くなっていきました。
さわっていると次第にパンツが湿ってきました。
「気持ちいい?」
「うん。」
「脱がしてもいい?」
「ん、いいよ。」
パンツを脱がすと、そこには薄い陰毛が見えました。
陰毛を伝い、ドキドキしながら割れ目に指をそえるとそこはもう完全に濡れていました。
妹のあそこを広げ、チロっと舐めてみると妹の体がビクッと反応しました。
すかさず僕はクリトリストと入れる穴を探しながら夢中で舐めました。
クリの方はすぐ分かったんですが、穴の方は今一つ分からなかったんでクリの方を重点的に舐めました。円を描くように舐めたり、舌で突っつくように舐めたり、吸ったり、
あそこからどんどん汁が溢れてきました。
妹の喘ぎ声がでかくなり、めちゃくちゃ感じているようでしたが、ちょっと呼吸が苦しそうだったのでひとまずやめました。
「○○○大丈夫?」
「はあ・・はあ・・・うん、大丈夫・・・。」
「ちょっと息が落ち着くまで待とっか?」
「うん、ありがと大丈夫・・・・。それよりお兄ちゃんもっ・・・・気持ちよくなりたいでしょ?」
「・・・・・。」
ドキっ。
「・・・入れても、いいよ?」

ここまでやっておきながら入れるとなるとやっぱり気持ちが揺らぎました。
てゆーか生でだよな。そこらへんにコンドーム落ちてませんかー。
「○○○って初めてだよね?」
「うん、そーだよ。」
「・・・・初めてってすげー痛いよ?」
「うん。」
「血ぃでるよ?」
「うん、知ってるよ。」
「・・・。」
こんなんで妹の気持ちが変わらないのはわかっっていましたが、
聞かずにはいられませんでした。
でも、やっぱりここまできたら引き返せないよな。
・・・よし、そっこーで終わらせよう。そして絶対外に出す。

「はあ・・・わかった。入れるよ?」
妹のあそこにち○こをあてがえました。
「いいかい?痛かったらちゃんと言えよ、直ぐ抜いてやるから。」
「ん、大丈夫。」
「・・・じゃあ入れるぞ。」
妹は頷き僕の腕にしがみつきました。
ち○こに手を添え、いざ挿入しようとしましたが、なかなか上手くに入りませんでした。入り口がかなりきつく全く入りません。
場所を間違えているのかと思いましたが、エロビデオで見た時も同じような場所に入れていた記憶があったんで、
腰に力を入れ一気に挿入しました。
妹は声にならない悲鳴を上げました。しがみついた腕に力が入りました。
「い・・・・たぁ・・・。」
力任せに挿入したせいかすっぽり奥まで入ってしまいました。
やばっ・・・。
「ごめん、○○○大丈夫か?」
「だい・・・じょぶ・・・。」じゃねーだろ。
妹は痛みに耐えていましたが、僕の方は射精に耐えていました。
まさかこんなにも膣の中が気持ちいいものとは思っていませんでした。
膣の中は十分に濡れていて温かく、すごい締め付けです。
気を緩めると直ぐイッちゃいそうでこっちも相当苦しかったです。
オナニーしてなかったのが痛かった。

「だめだ!○○○抜くよ?」
「え?え?何で?」
「悪いけどもうイキそうなんだ。ゴムつけてないし外にださなきゃ・・・。」
「やっ、だめ!だめ!抜かないで!」
「っばか、中に出しちゃったら赤ちゃんできちゃうだろっ。」
「生理前だもん、できないよ、中にだしていいよっ。」んなバカなー。
妹は僕の体に脚を巻きつけてきました。
「ちょっ、こら、ほんっとやめて!生理前だからって絶対できないってわけじゃないだろ!!」
「大丈夫だから!お願い中に出して!」
脚は強く巻きつけられてはいませんでしたが、ちょっと動くと直ぐイッちゃいそうなので下手に動けませんでした。
それに手にしがみつかれているので身動き取れません。
やばい、相当にやばい。
じっと耐えていましたが、妹が膣の中がきゅっと締めたり緩めてりして僕のあそこを刺激してきました。
「あっ。」
不覚にも声が漏れまてしまいました。めちゃくちゃ恥ずかしかったです。
「ばかっ、やめろっ!!ほんとに出るから!!」
「お兄ちゃん中に出してえ・・・!」
しまいには、妹は痛いはずなのに腰を動かしてきました。
さすがにこれには耐えられませんでした。

「うっ・・ああ・・・!!」
今まで我慢してきた分、勢いよく妹の中に射精してしまいした。
「あ、あ、お兄ちゃん。脈打ってんのがわかるよ・・・。」
「・・・・ばか。」
妹は嬉しそうに呟きましたが、僕の方はほんとにショックでした。
そっこーで終わったのはいいけど、まさか中出ししてしまうとは・・・。
しかもこれで終わりと思いきやまだ終わりませんでした。
出したばっかりなのに僕のアソコはすぐ勃起状態に戻りました。
妹もこれに感づいたようで、
「・・・お兄ちゃんまだ元気だね。動いてもいいよ。」
もうどうにでもなれって感じでした。
僕は妹に言われたとおり動き出しました。
僕は妹を抱き、妹にはお構いなしに夢中で腰を振りました。
妹もだんだんとなれてきたらしく、僕の動きに合わせて声を漏らします。
それでもまだ痛いでしょうが。
僕の方も気持ちよく、出したばっかりでさっきより余裕が出来ましたが、
それでも中の締め付けは抜群で直ぐにまたイキそうでした。

ピストンする度グチョグチョといやらしく鳴る音や、妹の喘ぎ声、密着している体に僕は狂いそうでした。
気持ちよすぎてもう何がなんだか・・・。
もうこの快感にずっと浸っていたい。
これからもずっと妹を抱いてやろう。
ずっと、ずっと。

そう思った途端なぜだかわかりませんが泣けてきました。
自然と目頭がカッと熱くなり、涙が滲みました。
・・・はあ、何やってんだか。
妹に悟られないよう布団に顔を沈めました。
夢中で振っていた腰も一旦止め、しばらく二人で呼吸を落ち着かせました。
「ごめん○○○痛かったろ?」
「うん・・・。でもだいぶ馴染んできたみたい。一気に入ってきたから痛みで麻痺しちゃったのかな?」
僕は苦笑しました。ごめんなさいね。
妹が耐えられるぐらいのペースで再び動かしました。
だんだん二人とも息が荒くなってきました。

「お兄ちゃんっ!」
「何?」
「好き?あたしのこと、○○○のこと好き?」
一人の女性として好きですか?ってことでしょうか。
「・・・うん、好きだよ。大好き。」
「ほんと?うれしい・・・。」
「・・・・。」
僕はペースを上げました。
なんだかもう答えたくなかったんで一気に終わらせようとしました。
妹の息がさらに上がってきて苦しそうでした。
「お兄ちゃっ、キスっ、キスしてっ。」
妹の言われるがままにキスをしました。舌を出し絶え間、絶え間に絡ませました。

「○○○イキそう!!」
「中!中にっ、出して!!」
僕は妹を強く抱きしめ、妹も抱きしめ返してきました。
「出る!出すよ!」
僕が言うと、妹もぎゅっと力が入りました。
「お兄ちゃん!!」
妹の中で果てました。2度目にもかかわらず、沢山の精子を妹の中に流し込みました。
僕は妹に体重がかからないように倒れ込みました。
途切れ途切れの息の中、
「お兄ちゃん好き、好き・・・。」
と、妹は何回も何回も呟きながら
僕の耳をペロペロと子犬のように舐めてました。

僕は妹とやってしまった罪悪感と欲望を抑えきれなかった自分のバカさ加減に落ち込んでしまいました。
僕のぐったりしてる姿に妹も不安になったみたいです。
「お兄ちゃん・・やっぱり後悔してるよね・・・。」
うん、してる。
「あの、でもね?あたしっ、これからずっと、えっと・・・お兄ちゃんのために、ね?その・・・つくしていくっていうか・・・・。」
何?もう付き合う前提の話?
「絶対不幸にさせないから・・・・だから、だから・・・心配、しないで・・・。」
なんかそれって男の言う台詞ですよね。

妹は僕に説得(?)を試みていました。
あたふたしながらも一生懸命喋っている妹がちょっとかわいく見えました。
はあ、もういいって。
「うん、わかったよ。わかったから。」
僕は妹の髪を撫でました。
「ごめん、ごめんな。」
もっと僕がしっかりしていればこんな事にはならなかったのかな。
「何でお兄ちゃんが謝るの?」
「さあ、何でだろ。わかんない。」

このまま眠ってしまいたかったんですが、布団がぐっしょり濡れていてあまり気持ちのいいものではなかったんで
妹の部屋で寝ることにしました。部屋を出る時親が帰ってきてるか確認しました。
どうやらまだ帰ってきていないらしく僕たちは一応静かに部屋を出ました。

よかった、今日が遅い帰りの日でほんとによかった!!

妹の部屋に行きすぐさま布団の中に入りました。
布団の中が冷たくて二人で体を寄せ合い暖めていました。
だんだんと暖まってきて布団が心地よくなり眠たくなりましたが、
ここで妹がまたもキスをねだってきました。

「また?」
「お願い最後にもう一度だけ・・・。」
「はあ、わかったよほんとに最後ね?これしたら寝るよ。」
僕は妹と唇を重ねました。妹が舌を出してきたんでゆっくり絡めました。
何だかんだで興奮してきてアソコが立ってしまいました。妹の太ももにそれがあたりちょっと恥ずかしかったです。
妹も気づいたみたいで、
「お兄ちゃん、もう一回する?」
「いや、いいって。」
「あたし嫌じゃないよ?もう一回しても。」
「だからいいって。それに初めてだったし、お前まだ痛いだろ?」
「えっと、ちょっとね。なんか入ってないのに入ってる感じ。」
「な、そだろ?また今度ね。」
「・・・わかった。」
「ん、じゃーお休み。」
「・・・お休みなさい。」
手を繋ぎ体を寄せ合いました。
ああ、やっと寝れる。寝て起きたら夢オチって事にしといてよ神様。

朝になり目が覚めました。
妹はとっくに目が覚めてたらしく僕の顔を眺めてました。
「・・・おはよう。」
「おはよお兄ちゃん。お兄ちゃんの寝顔かわいいね。」
妹は笑顔でしばし僕を見つめてました。時折僕の髪を優しく撫でながら。
僕は再び目をつむり、昨日の夜のこと思い出していました。
昨日の夜のことが鮮明に思い出されます。
やっぱり昨日の出来事は嘘じゃない。
僕はだんだんへこんできました。
「・・・とりあえず服着ない?」
朝立ちで元気なあそこを隠しながら妹の部屋を後にしました。

のそのそと服に着替えながら僕はこれからの事を考えました。
妹とSEXをしてしまった以上妹の想いを叶えて上げなければいけない、
僕は妹と付き合うことを決意しました。
しかし、一生関係を続ける気はやっぱりありませんでした。

服に着替え、妹の部屋に戻りました。ドアをノックして入ると妹も着替え終わっていました。
改めて妹を見ると、久々にまともに見た気がしました。
「○○○ちょっといい?」
「・・・何?」
僕はベットの上に座りました。正座で座ったせいか、妹も正座で座ってきました。
僕はすうっと息を吸い小さく吐き出しました。
そして妹の目を見ながら話し出しました。
「いいかい?僕の話をよく聞いて。言わなくてもわかっていると思うけど、僕たちの関係のこと誰にも言っちゃいけないよ。
友達にも、もちろん父さん母さんにも。」
「うん。わかった。」
「それとね、○○○が僕の事を好きでいてくれるように僕も○○○のこと一人の女性として精一杯好きでいようと思うよ。」
「うん、うれしい。」
「でも、もしお互い他に好きな人ができたら、将来を共にしたい大切な人ができたらこの関係をすぐにやめよう。」
「え、何で?あたしお兄ちゃん以外に好きな人なんかできないよ?」
「そんなのまだわかんないだろ?僕らなんかまだ人生の半分も生きちゃいないんだぜ?
そのうち○○○に他に好きな人ができるかもしれない。」
「そんなの・・・。」
「それが嫌だってんなら、僕は○○○とは付き合えない・・・。」
暫らく妹は黙り込みました。
「・・・わかった。約束、する。」
悲しげな目だったけどしっかりと言ってくれました。
本当に約束してくれるのかちょっと不安でしたが、これ以上話はやめときました。
「ん、じゃあ朝ごはんにしよっか。」
「うん。」
妹はちょっと元気がなかったけど朝食がすんだ時には元気が戻ってました。
こうして僕たちは付き合うことになりました。
ちなみに親は昼過ぎになってようやく帰ってきました。

で、それからの僕たちはちゃんと恋人関係が続いています。
以前のような仲のいい関係に戻り、親もようやく仲直りしたのかとほっとしたようです。

仲のいい関係に戻ったのはいいんですが、妹の態度が以前にも増して大胆になってちょっと困ってます。
誰も見ていなければ所構わずキスをしてくるし、
特に家の中では場所問わずエッチをねだってきます。
親が見てなかったらヤッてるんですが、ばれるんじゃないかと毎度ハラハラしています。

時々あの夜抱くんじゃなかったと後悔する時もありますが、
今の妹の幸せそうな顔を見るとこれでよかったのかなと思います。

友達夫婦の夜の営みのエロい声を聞きながら、オナニーするHな人妻

kage

2015/12/26 (Sat)

僕達は30代前半の夫婦です。

結婚して2年近く経つがそろそろ新しい刺激が
ほしかった頃の出来事。

その日、嫁さん(=K美)が学生時代からの付き合いだった女友達(=E子)とその旦那さんが家に遊びにきていたのだ。お酒を飲んで4人とも程よく酔っ払っていた時にこれまでに一番すごかった性体験を語り合う事になった。じゃんけんの結果、最初にK美が話す事に。これまで僕自身あまりK美の過去の話は聞いておらずかなりどきどきしていた。内容は以下だった。

「大学時代、当時付き合っていた彼氏とある日ふたりで彼の家で夜を過ごしていたら、彼氏の先輩がふと遊びに来た。先輩は既に酔っていたので早々にいびきをかいて寝始めてしまった。私達はその頃忙しくてなかなか会えなかったので久しぶりのエッチを楽しむ予定だったから、先輩が寝ている横でSEXを始めてしまった。そしたら私達二人の声が漏れていたのか先輩が起きてしまい、「俺も参加させてくれ」と言う。もうエッチな気分でいっぱいになっていた彼氏は「K美しだいだ」と言う。実は当時の彼氏と付き合う前に私はその先輩が好きだった事もありOKをしてしまい3Pをする事に。彼氏以外の人、しかも自分が好きだった先輩にあそこを舐められて気持ちよくなっている所を彼氏に見られるのは少し罪悪感があったけどすごく気持ちよかった。しかもその彼氏も夢中で私のおっぱいを舐めていた。二つの舌が違う所で同時に私を気持ちよくするなんて最高だったし、気持ちよくて頭の中は真っ白だった。それにおちんちんが2本あってどっちも大きく固くなってて夢中で気持ちよくもさせてあげた。」という体験談だった。

僕はその内容にかなり興奮してしまい既にあそこはかちんかちんになっていた。よく見ればK美は過去の気持ちよかった事を思い出してすでに自分のズボンの上から右手があそこに伸びていたのだ。そこで僕は「少し気持ちよくしてあげる」と言い、彼女のおっぱいを触り始めた所、吐息が漏れ出したのだった。その時、K美の友達夫婦も既に寄り添って二人でキスをしつつおっぱいを触っていたのだった。なので僕らはそのままSEXを始めてしまった。

K美は予想通り既にかなり濡れており僕の右手を自分のあそこに誘導してくるのだ。僕はK美を下着だけにさせてE子夫婦によく見えるようにK美を四つん這いにさせK美のあそこを触り始めたのだ。そのK美の姿がとてもエッチであった事は間違いなくE子夫婦もエッチをしながらしばしばK美の様子をちらちらと見ていた。K美はどうやらE子の旦那さんと目があう時、更なる快感を感じているようだった。そこで僕はK美に「また3Pをしてみたい?」と聞くと、気持ちよくなりながら目を輝かせて「うん、してみたい。」と言うので、E子の旦那さんが参戦することに。K美はそれまで僕が聞いた事のないようなよがり声をだして気持ちよくなっていたのだった。あそこをE子の旦那さんに舐められたり、指を入れられたりしてかなり気持ちいいらしく、何度となくK美は「ごめんね。でも気持ちいいの。上も下も気持ちいいわ。」と甘えた声で言うのであったが僕はそれに興奮して必死にK美のおっぱいを舐めるのであった。そしていよいよE子の旦那さんがK美のあそこにおちんちんを挿入した時、K美は全身を伸ばして、手も上に伸ばして至福の表情をしていた。僕はそのK美を見てK美の顔の前で自分のおちんちんを必死にしごいてしまった。

するとK美とは別の喘ぎ声が聞こえてきた。そう、E子はオナニーをしていたのだ。E子もK美と同じぐらいスタイルがよく、おっぱいも大きく僕は夢中でくらいついてしまった。そして既にびしょびしょになったあそこに指を入れると腰をぐいぐいと動かし始めるのだった。それを見ていたE子の旦那さんとK美はより一層激しいセックスをしていた。そしてK美が上になり騎乗位となって激しく下から突かれている時、K美が僕を呼ぶのである。「私におちんちんを咥えさせて」。E子の旦那さんの上で下から突かれながら立っている僕のおちんちんを舐める。そう彼女はこの状態が今までで一番すごかったエッチだったというのだ。

その後、K美とE子の旦那さんはいってしまったので、僕はE子と夢中でセックスをした。そしてそばでは二人が鑑賞していたのだ。K美が言うように僕も見られる事に興奮を覚え、K美とE子の顔を代わる代わる見ながらE子を激しく突いた。するとK美はオナニーを始めるではないか。無理もない。自分の旦那が他の女性とのセックス中なのだから。E子の旦那さんも二人の女性のいやらしい姿を見ているとまたすぐに大きくなってきたので、E子との3Pを楽しんだ。その後、朝までスワップ、3P、4Pを続けたのは言うまでもない。その後はE子夫婦と月に1度程度、エッチを楽しんでいる。これが僕達夫婦にいいように作用しているから不思議だ。

コインランドリーで下着泥棒にバキュームフェラをする妻、そしてその異常な光景を覗く夫

kage

2015/10/28 (Wed)

ゴゴゴ・・・

あら、故障?

パパぁ~、ちょっと来て

どうしたんだよ。

妻に呼ばれ脱衣場へ向かう。

洗濯機壊れちゃったみたいなの?

どれどれ・・・確かに駄目みたいだな!


このまま出来ないし・・・コイナランドリーに行って来るわ!

こんな時間に!

大丈夫、空いているから直ぐに終わるわ

36歳 妻:35歳の三十路夫婦

 子供:中学1年/小学6年

共働きで、洗濯はいつも夜10時以降に風呂に入りながら妻が洗うのが日課だ。

じゃ、ちょっと行って来るね

そんな格好で行くのか?     

タオル時のワンピース姿!!!まぁパジャマだけど

誰も居ないんだし・・・良いんじゃない

まぁそうだけど

車で、5分程の所にコインランドリーはあった。
暫くすると、妻が帰宅した。

混んでた?

ん~全然!誰も居なかった。暫くは通う事になるね。

週末、買に行く?

勿体ないよ!修理出来るんじゃない?

じゃ、明日にでも電話してみるよ

翌日、メーカーに問い合わせた所、修理には時間がかかると言う事だった。

じゃ、暫く通うか!

本気か?買っても良いんだよ。

2日に1回で済むし!直ぐ直るかも知れないじゃ無い

妻が良いと言うなら・・・と言う事で、妻がコインランドリーに通い始めた。

あれ?

どうした?

下着がないなぁ

置き忘れたんじゃないのか?

そうかな?まぁいいか

その時は、特に気にする事も無かったが、翌々日も同じ事が・・・

お前の下着だけ?

ん~ブラもパンティも

お前の下着目当てか!好き者な下着泥棒もいるもんだ・・・(笑)

もう!

妻がコインランドリーに通い始めて2週間が過ぎようとしていた。
子供達も寝静まった頃、妻が出かける(10時~11時頃)
初めは気にならなかった・・・しかし、回数が増えるにつれ妻の帰りが遅くなっていた。
聞いても”面白い本があるから、夢中だったの?”と言われ納得していた。
週末、妻はいつもの様に車で出かけた。
暇だった事もあり、自転車で向かいビックリさせようと思った。まぁ面白い本も気になっていた。
自転車で10分、暗闇の住宅街を走る。夏の暑さとはちょっと違い、夜はちょうどいい温度だった。
流石に、夜11時前は人影が無く家々に明かりが灯るばかりだった。
住宅街
街を抜けると、広い公園が見えその横にコインランドリーはあった。
駐車場には妻の車1台が止まり、誰も居ない様子だった。
妻の車の横に自転車を止めようとすると、もう一台ボロボロの自転車が止まっていた。
置き忘れ?放置?まぁあまり気にする事も無く、ガラス越しに中を覗いた。
誰も居ない!1台だけ動いている洗濯機!中は結構広く、綺麗だった。
奥の方に休憩場だろうか?部屋が見える。部屋の入り口には妻が言う様に本が並んでいた。
大型のTVも設置していて、妻がゆっくりするのも分かる気がした。
休憩場の窓から驚かそうと裏手の方に向かう。窓からそっと中を覗いて驚いた。
男だ!ちょっと汚れた感じの!下半身剥き出しで、立ちすくんでいる。
その股間の辺りに女性が座り込んでいる。
妻だ!!!男のチンポを口に咥えこみチュパチュパしてバキュームフェラいる。
信じられない光景だった。妻はいったい・・・。
暫く、舐めると男が口からチンポを引き抜き妻を押し倒す様に四つん這いにした。
ワンピースを脱がせると、マンコが現れた。妻はパンティを履いていない!
糸を引きながら汁が垂れ落ちる。汚れなのか?黒ずんだデカいチンポを男は迷いも無く
マンコに入れた。グイグイ激しくピストン運動を繰り返され、妻は喘ぎ声を上げていた。
ワンピースは首元まで上げられ、ブラも付けていない妻は、Bカップの胸が露わになっていた。
両手で胸を揉みながら、バックから付き続ける男は、ニヤニヤしながら妻の変貌を楽しんでいるかの様だった。
”駄目!逝きそう”妻が体をしならせながら声を上げた。
体をヒクヒクさせながら腰をひねり振り向きながら男の汚い舌を口に受け入れている。
男が椅子に座り、妻を抱き抱える様にしてチンポを挿入した。
舌同志を絡ませながら、妻が腰を動かす。
♪:ハァハァ!もう気持ちいい~変になる
♪:フン!淫乱女、もっともっと使い込んでやる
男の勝ち誇った感じの言葉に妻は、頷く。
♪:ピーピー
♪:時間だわ!そろそろ終わりにして・・・お願い
♪:これでも、終わりにしたいか!
激しく腰を動かされ、妻は2回目逝っていた。
グッタリする妻を後ろ向きに座らせバックから挿入すると同時に、手でク
クリトリスを刺激する。
かなりのテクニシャンなのか?妻はいっそう激しく喘ぎ”駄目・駄目”を連呼した。
”ビシャ!”妻の前方に大きく飛び出す潮。
もう完全に頂上を迎えていたんだと思う。妻の目は完全に逝かされて、小刻みに体が震えていた。
妻の潮吹きと同時位に、男もフィニッシュをむかえていたんだろう。
妻を自分の太股から離すと、マンコからは黄色がかった精液がドロッと流れていた。
ティッシュで拭きながら、妻は洗濯ものを仕舞い込んだ。
♪:また、来るんだろ。下着は付けないで来いよ
そう言って男がコインランドリーから出て、あの汚い自転車で走り去って行った。
妻は、流しでマンコを拭きながら呼吸を整えていた。
妻が、あそこまで感じる姿を見た事は無かった。
自分のプレーに自信を失うと同時に、妻のもっと乱れる姿を見てみたいと言う願望が湧き上がってきた。
♪:何処行ってたの?
♪:ちょっと散歩
先に帰っていた妻が、出迎えていた。
玄関先で、妻のワンピースを軽く捲ると、全裸だった。
♪:お~どうした
♪:汗かいて汚れたから・・・
♪:どれどれ   
♪:駄目!汗臭いから・・・風呂入ってからにして
慌てる様に、妻は脱衣場に向かった。
その後、私は妻を抱いたが、あの男に抱かれる妻とは違い潮を噴き上げる事は無かった。
土曜日の昼間、家族で近くのスーパーに買い物に出掛けた。
カートを押しながら、買い物を済ませ外のトイレに向かうと、近くのベンチにあの男が座っていた。
妻をジーッと見つめる男。妻は目を合わせない様にしているが、内心ドキドキしているんだろう。
♪:浮浪者かな
♪:どうかな?分からない
♪:さっきから、ずっとお前の事見てるんだけど、知り合い?
♪:知る訳無いでしょ!
慌てる妻がヤケに可愛く見える。
スーパー隣の服屋にも用事があったので、私は子供達を連れ向かう事にした。
妻にも一緒に行こうか?と言うと、スーパーで買い忘れた物があるといい、別々に行動する事にした。
服を購入し、車に戻ると妻の姿は無かった。
暫く待つと、妻はスーパーの横道からキョロキョロしながら出て来るのが分かった。
そのまま妻は
はトイレに入り、やがて車に戻って来たが、一瞬口元から生臭い匂いがした。
車を走らせると、横道を歩くさっきの男性がこちらをニヤニヤしながら見ていた。
自宅に戻ると、洗濯機のメーカーから連絡が入り、もう1週間程かかると連絡があった。
妻は、その夜もコインランドリーに向かう準備をしていた。